ホームベーカリーはバターなしだとどうなる?代用品でふわふわパンは焼ける?

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ホームベーカリーはバターなしだとどうなる?代用品でふわふわパンは焼ける?

ホームベーカリーを手に入れたものの、「いざ作ろう!」と思ったらバターがなかったりバターを控えたいと考えたりすること、ありますよね。

ホームベーカリーでパンを作る時に、バターなしだとどうなるのか、パンは美味しく焼けるのか、そんな疑問にお答えします。

わたしには、バターの入れ忘れがなんどもあります。

あまり入れたくないな~とも、思っていました。

高いし、太りそうだし・・・という思いがあったのかもしれません。

しかし、バターがなくても大丈夫だったし、バターの代わりのものを使うなどのちょっとした工夫で美味しいパンが焼けることに気づきました。

例えば、オリーブオイルや別の油を使ってみたり、風味付けにはちみつを加えてみたり。

また、パナソニックやシロカといった機種ごとの便利な機能を使えば、ふわふわ食感に近づけられました。

この記事では、そんなわたしの経験を踏まえながら、バターなしでおいしいパンを焼き上げるためのコツを分かりやすくお伝えします。

この記事でわかること
  • バターなしパンがどうなるかの基本
  • バターの代用品とそれぞれの特徴
  • バターなしでも美味しく焼くための工夫
  • 人気機種ごとの焼き方のポイント
目次

ホームベーカリーでバターなしだとどうなる?基本の知識

ホームベーカリーでバターなしだとどうなる?基本の知識
  • あるある!うっかりバターを入れ忘れ
  • そもそもパン作りでのバターの役割りは?
  • バターがないときのパンは固くなる?
  • バターの代わりになるものを探してみた
  • 人気の代用品オリーブオイルの注意点
  • はちみつを加えて風味をアップさせる
  • 理想のふわふわ食感を出すための工夫
  • 翌日のパサつきを防ぐためのコツ

あるある!うっかりバターを入れ忘れ

あるある!うっかりバターを入れ忘れ

パン作りをしていると、誰もが一度は経験するかもしれないのが材料の入れ忘れです。

特にホームベーカリーの場合、材料を一度にセットするため、一つでも入れ忘れると後から加えるのが難しいですよね。

中でも、バターは入れ忘れがちな材料の一つかもしれません。

その理由は、バターだけは直前まで冷蔵庫に入れて置いたり、別な場所に置いとくことが多いからです。

計量した後にテーブルの隅に置いたまま、うっかりパンケースに入れ忘れてしまうからです。

また、慣れてくると、後入れにチャレンジするようになって、それが原因になることも多いです。

でも、もし入れ忘れても、焦る必要はありません。

バターなしでもパンは焼けますし、それを美味しいパンに仕上げるための方法はたくさんあります。

入れ忘れたことに気づいた瞬間は本当にがっかりしますが、それはそれで、新しいパンの味わいを発見するチャンスかもしれません。

そもそもパン作りでのバターの役割りは?

パン作りにおいて、バターは単に風味を加えるだけではなく、パンの食感や品質を向上させるためにいくつかの重要な役割を担っています。

バターを入れることで、なぜパンがふんわりと美味しくなるのでしょうか。

主な役割は、生地の伸展性を高め、柔らかく、日持ちするパンに仕上げることです。

パン生地を柔らかく、伸びやすくする

バターなどの固形油脂には可塑性(かそせい)という性質があります。

これは、力を加えると粘土のように形を変え、その形を保つ性質のことです。

この可塑性を持つバターが生地に練り込まれると、グルテンの網目構造を薄い膜のようにコーティングします。

これにより、グルテン同士がくっつきすぎるのを防ぎ、潤滑油のような働きをして生地がスムーズに伸びるのを助けるのです。

よく伸びる生地は、焼成時に窯の中で大きく膨らむ(窯伸びする)ため、結果としてふっくらとしたボリュームのあるパンに仕上がります。

風味とコクを与える

言うまでもなく、バター特有の豊かな乳製品の風味は、パンの美味しさを大きく左右します。

焼き上がったパンから立ち上る香ばしいバターの香りは、食欲をそそりますよね。

この風味は、他の油脂ではなかなか再現が難しい、バターならではの魅力です。

パンの老化を遅らせる(日持ちさせる)

パンが時間とともに硬くなる現象を「老化」と呼びます。

これはパン内部の水分が蒸発し、デンプンの構造が変化することで起こります。

バターの油脂は、生地の中の水分を閉じ込める働きがあります。

油が水分をコーティングすることで蒸発を防ぎ、パンのしっとり感を長持ちさせてくれるのです。

そのため、バターを入れたパンは、入れないパンに比べて翌日もしっとり柔らかい状態を保ちやすくなります。

【バターの3つの主な役割】

  1. 伸展性の向上
    可塑性により生地をよく伸びるようにし、ふっくら焼き上げる
  2. 風味の付与
    乳製品特有の豊かな香りとコクでパンを美味しくする
  3. 保湿効果
    水分の蒸発を防ぎ、パンの老化を遅らせる

バターがないときのパンは固くなる?

バターがないときのパンは固くなる?

バターがないパンは、バターを入れたパンに比べて固くなりやすい傾向があります。

これは、前述のバターが持つ「老化を遅らせる」効果が得られないためです。

バターなどの油脂を配合しない代表的なパンに、フランスパンやカンパーニュといったハード系のパンがあります。

これらのパンは、焼きたては皮がパリッとして中はもっちり美味しいです。

ところが、翌日になると急に固くなってしまうのを経験したことがある方も多いのではないでしょうか。

これは、生地に油脂が入っていないためです。

水分が抜けやすく、デンプンの老化が早く進みます。

ホームベーカリーで作る食パンも同じ原理で、バターを抜くと、焼きたては美味しくても、翌日にはパサつきや硬さが目立ちやすくなります。

ただし、「固くなる」というのは、あくまでバター入りのパンと比較した場合の話です。

バターなしのパンには、小麦本来の味をダイレクトに感じられるという魅力もあります。

食感も、ふんわり系というよりは、もっちり、しっかりとした噛みごたえのある仕上がりになります。

この素朴な味わいを好む方もたくさんいます。

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バターの代わりになるものを探してみた

バターがないときでも、他の油脂で代用することでおいしいパンを焼くことは可能です。

代用品は大きく分けて固形油脂液体油脂の2種類があります。

それぞれに特徴があるため、作りたいパンのイメージに合わせて選ぶのがおすすめです。

種類代表例特徴
固形油脂マーガリン、ショートニングバターと同様に可塑性があり、パンの膨らみを助ける。バターに近い食感にしやすい。
液体油脂オリーブオイル、サラダ油、米油など可塑性がないため膨らみはやや劣るが、手軽に使える。風味に特徴があるものも。

マーガリンやショートニングのトランス脂肪酸は、本当に危険なのでしょうか。答えはNOです。これらの加工油脂を製造している会社は、加工技術に改良を加えることによって、今では以前よりもトランス脂肪酸含量がはるかに少ない製品を世に送り出しているからです。(引用:駒沢女子大学

マーガリンやショートニングは、バターと同じ固形油脂です。

パンの膨らみを助ける効果が高く、バターのレシピをそのまま置き換えても比較的失敗が少ない代用品です。

一方、オリーブオイルやサラダ油などの液体油脂は、生地の伸展性を高める効果は固形油脂に劣ります。

ですが、手軽に使えて、それぞれ独特の風味をパンに加えることができます。

【代用品を選ぶポイント】

作りたいパンの食感や風味をイメージすることが大切です。ふんわり感を重視するなら固形油脂手軽さや特定の風味を加えたいなら液体油脂、といった使い分けを考えると良いでしょう。

人気の代用品オリーブオイルの注意点

人気の代用品オリーブオイルの注意点

バターの代用品として、特に手軽で人気なのがオリーブオイルです。

健康志向の方にも選ばれやすく、家に常備していることも多いですよね。

オリーブオイルを使うことで、ほんのりとした風味としっとり感がパンに加わります。

ただ、バターの代わりにオリーブオイルを使う際には、いくつか知っておきたい注意点があります。

パンの膨らみが少し悪くなることがある

オリーブオイルは液体油脂であり、バターが持つ「可塑性」がありません。

そのため、生地を支えて大きく膨らませる力はバターに比べて弱くなります

結果として、焼き上がりのボリュームが少し小さくなったり、目が詰まった食感になったりすることがあります。

オリーブオイルの風味がパンに残る

オリーブオイル、特にエキストラバージンオリーブオイルは独特の風味を持っています。

この風味が、フォカッチャのような食事パンには非常によく合いますが、甘い菓子パンなどにはあまり向かない傾向があります。

パンの種類によっては、香りの少ないピュアオリーブオイルや、他のクセのない油(米油や太白ごま油など)を選ぶのがおすすめです。

入れる量とタイミング

バターをオリーブオイルに置き換える場合、基本的には同量で問題ありません。

ただし、オリーブオイルは液体なので、生地が少しべたつきやすくなることがあります。

ホームベーカリーの場合は、他の液体類(水や牛乳)と一緒のタイミングで最初から入れてしまって大丈夫です。

私は、シンプルな食事パンを焼くときにオリーブオイルを使います。チーズやハーブとの相性が抜群で、バターとはまた違った美味しさが楽しめますよ。

はちみつを加えて風味をアップさせる

はちみつを加えて風味をアップさせる

はちみつは、バターの直接的な「代用品」というよりは、バターなしパンの風味や質感を補うサポーターとして非常に優秀な食材です。

バターを抜くと、どうしても風味の豊かさやコクが失われがちです。

そこにはちみつを少量加えることで、自然で優しい甘みと、奥深い香りがプラスされ、味わいが格段に豊かになります。

また、はちみつには保湿効果もあります。

パンがしっとりと焼き上がり、パサつきを抑える効果も期待できます。

はちみつを使う際のポイント

  • 砂糖の一部を置き換える
    レシピにある砂糖の量を少し減らし、その分をはちみつに置き換えるのがおすすめです。すべてをはちみつにすると、甘みが強くなりすぎたり、生地がべたついたりすることがあります。
  • 焦げ付きやすいので注意
    はちみつは糖度が高いため、パンの表面が焦げ付きやすくなります。ホームベーカリーで焼く際は、焼き色設定を「淡」にするなどの調整をすると良いでしょう。

【注意】
ボツリヌス菌のリスクがあるため、1歳未満の乳児には、はちみつ及びはちみつを含む食品を与えないでください。これについては、厚生労働省からも注意喚起がなされています。(参照:厚生労働省公式サイト

理想のふわふわ食感を出すための工夫

理想のふわふわ食感を出すための工夫

「バターなしでも、できるだけふわふわのパンが焼きたい!」というのは、多くの方が望むことだと思います。

バターの伸展性を補うために、いくつかの工夫を試すことで、理想の食感に近づけることができます。

水分量を少しだけ増やす

バターを抜くと、生地中の油脂が減る分、水分が飛びやすくなります。

そこで、レシピの水分量(水や牛乳)を5%~10%程度増やしてみるのが効果的です。

水分が多い生地は、より柔らかく、しっとりとした焼き上がりになります。

ただし、入れすぎると生地がべたついてまとまらなくなるので、少しずつ調整してください。

薄力粉を混ぜる

強力粉の20%程度を薄力粉に置き換える方法もおすすめです。

強力粉はグルテンが多くもっちりとした食感を生むのに対し、薄力粉はグルテンが少なくサクッとした軽い食感を生みます。

薄力粉を混ぜることで、クラスト(皮)はパリッと、クラム(中身)は歯切れの良い軽い食感に仕上がります。

米粉をプラスする

最近人気なのが、強力粉の一部を米粉に置き換える方法です。

米粉を加えることで、独特のもちもち感としっとり感が生まれます。

バターなしでもパサつきにくく、柔らかさが持続しやすいのが大きなメリットです。

全体の10%~20%程度を目安に混ぜてみてください。

わたしは、薄力粉を20%混ぜるレシピが好きです。

焼きたての皮のパリパリ感がたまらなく、軽い食感なのでついつい食べ過ぎてしまいます。

翌日のパサつきを防ぐためのコツ

バターなしパンの最大の課題とも言えるのが、翌日のパサつきです。

焼きたては美味しくても、次の日には硬くなってしまってがっかり…ということを防ぐためには、保存方法が非常に重要になります。

最も効果的な方法は、焼き上がりの粗熱が取れたらすぐに冷凍保存することです。

パンの老化が最も進むのは、0℃~5℃くらいの温度帯、つまり冷蔵庫の中です。

そのため、冷蔵保存はパンを最も硬くしてしまうので避けるべきです。

常温で置いておくよりも、急速に冷凍してしまう方が、デンプンの老化を防ぎ、美味しさを閉じ込めることができます。

具体的な冷凍保存の手順

  1. パンがまだほんのり温かいうちに、好みの厚さにスライスします。
  2. 1枚ずつ丁寧にラップでぴったりと包みます。空気に触れさせないのがポイントです。
  3. ラップで包んだパンを、さらにフリーザーバッグなどに入れて密封し、冷凍庫へ入れます。

食べるときは、凍ったままのパンをトースターで焼くのがおすすめです。

霧吹きで少し水分を与えてから焼くと、表面はカリッと、中はふっくらとした焼きたてに近い食感がよみがえります。

ホームベーカリーのバターなしパン、どうなるか機種別に解説

ホームベーカリーのバターなしパン、どうなるか機種別に解説
  • バターなしパンの美味しい簡単レシピ
  • パナソニックの食パンメニューが優秀
  • シロカで焼く時のちょっとしたコツ
  • アイリスオーヤマの便利な機能
  • 焼き上がりの食感を比較してみると
  • まとめ:ホームベーカリーでバターなしだとどうなる?

バターなしパンの美味しい簡単レシピ

バターなしパンの美味しい簡単レシピ

ここでは、バターなしでも美味しく焼けるシンプルな食パンのレシピをご紹介します。

薄力粉を少し加えることで、皮はパリッと、中は軽い食感に仕上がります。

【バターなし!軽やか食パン レシピ(1斤分)】

  • 強力粉:220g
  • 薄力粉:30g
  • 砂糖:大さじ2
  • スキムミルク(あれば):大さじ1
  • 塩:小さじ1/2(約2.5g)
  • 水:190ml~200ml
  • ドライイースト:小さじ1(約3g)

【作り方】

  1. ドライイースト以外の材料をすべてパンケースに入れます。
  2. ドライイーストをイースト投入口にセットします。(投入口がない機種の場合は、粉の中央にくぼみを作って入れ、水に触れないようにします)
  3. ホームベーカリーの「食パン」モード(または「ソフト食パン」モード)を選び、焼き色は「普通」または「淡」でスタートします。

このレシピはわたしが使ってるパナソニックのホームベーカリーのものなので、お使いの機種によって多少の量の違いはあります。

少しずつ変えて試してみてください。

ポイント:スキムミルクがない場合は、水の量を10mlほど減らし、代わりに牛乳を30mlほど加えてみてください。よりミルキーな風味になります。水の量は、お使いの粉の種類や季節による湿度で変わるので、最初は少なめから試してみてください。

パナソニックの食パンメニューが優秀

ホームベーカリーの中でも人気の高いパナソニックのホームベーカリーは、安定した焼き上がりと多彩なメニューで定評があります。

バターなしパンを焼く際にも、その性能が大いに役立ちます。

特に注目したいのが、搭載されている多彩なパンメニューです。

パナソニック最新機種のSD-MDX4では、定番の食パンソフト食パンはもちろん、皮が薄くてきめ細かいパン・ド・ミ、贅沢な配合のリッチ・パン・ド・ミフランスパンごはんフランスパンまで、多くの選択肢が用意されています。

その中でも、バターなしパン作りに特に活用できる、私のおすすめモードを3つご紹介します。

フランスパンモード

これは、バターなしパン作りの魅力を最大限に引き出してくれるモードです。

もともとフランスパンは油脂を使わずに焼き上げるため、レシピとの相性が抜群。

皮はパリッと香ばしく、中はもっちりとした気泡のある食感に仕上がります。

まさに、バターなしならではの小麦の風味を味わうための専用モードと言えるでしょう。

ただし、焼き上がりが硬めなので、焼き上がりの音が鳴ったらすぐにパンケースから取り出すのが、綺麗に取り出すコツです。

ソフト食パンモード

「バターなしでも、できるだけ柔らかいパンが食べたい」という方には、こちらのモードがおすすめです。

通常の食パンモードよりも優しいねりとじっくりとした発酵で、きめ細かくしっとりとしたパンが焼き上がります。

バターなしのレシピでもパサつきにくく、柔らかい食感に近づけやすいのが嬉しいポイントです。

パン・ド・ミモード

パナソニックの代名詞ともいえる「パン・ド・ミ」は、薄い皮と口どけの良さが特徴です。

本来はバターなどの乳製品と相性の良いパンですが、これをあえてバターなしで焼くことで、小麦の繊細な風味をダイレクトに感じられる、上品な食事パンに仕上がります。

サンドイッチ用にもぴったりです。

これら以外にも多くのメニューがあり、パン以外も含めて、全部で43種類あります。

【注意点】

早焼き食パン60分パンといった時短メニューは、発酵時間が短いため、バターなしのレシピで焼くと膨らみがやや悪くなったり、少し固めの食感になったりすることがあります。まずは基本の食パンモードで試してから、他のメニューに応用していくのがおすすめです。

ドライイースト自動投入機能

また、多くの機種に搭載されているイースト自動投入機能もパナソニックの強みです。

適切なタイミングでイーストを投入してくれるため、材料をセットする順番を気にしなくても安定した膨らみが得られます。

これは、パン作り初心者の方にとって非常に心強い機能と言えるでしょう。

詳しくは各製品の公式サイトでご確認ください。(参照:パナソニック公式サイト

シロカで焼く時のちょっとしたコツ

シロカで焼く時のちょっとしたコツ

シロカのホームベーカリーは、コンパクトなデザインと手頃な価格帯で人気を集めています。

基本的な機能をしっかり押さえつつ、独自のメニューも搭載しているのが魅力です。

シロカのホームベーカリーでバターなしパンを焼く場合、いくつか意識すると良いポイントがあります。

焼き色の調整

機種によっては、焼き色が比較的しっかりつく傾向があるという声も聞かれます。

バターや砂糖を減らしたレシピでは焦げ付きにくいですが、もし焼き上がりの皮が硬すぎると感じた場合は、焼き色設定を「淡」にしてみることをお勧めします。

これにより、クラストが硬くなりすぎるのを防ぎ、より食べやすい食感になります。

水分量の微調整

コンパクトな設計のため、釜の形状が縦長なモデルが多いのも特徴です。

生地の状態を見ながら、水分量を少し調整することで、より均一な膨らみが得られることがあります。

最初はレシピ通りに作り、2回目以降で生地のまとまり具合を見て、少しずつ水を増減させてみるのが良いでしょう。

シロカは、何より手軽に始められるのが良いですよね。

シンプルな機能だからこそ、自分で工夫する楽しさも見つけやすいかもしれません。

アイリスオーヤマの便利な機能

アイリスオーヤマのホームベーカリーは、豊富なメニュー数とコストパフォーマンスの高さで注目されています。

パン作りだけでなく、ジャムやあん、お餅など、多彩な調理に対応できるモデルが多いのが特徴です。

バターなしパン作りにおいて、アイリスオーヤマの便利な機能が役立つことがあります。

豊富なパンメニュー

アイリスオーヤマの最新モデルIBM-020には、米粉パンや全粒粉パン、ごはんパン、ライ麦パンなど、ヘルシー志向のパンメニューが充実しています。

バターなしのレシピは、こうした素朴な味わいのパンと相性が良いです。

いつもと違う粉を使って、バターなしならではの粉の風味を味わってみるのも楽しいでしょう。

具材投入のタイミング通知

レーズンやナッツなどの具材を入れるタイミングをブザーで知らせてくれる機能は、アレンジパンを作る際に非常に便利です。

バターなしのシンプルな生地に、ナッツやドライフルーツを加えるだけで、栄養価も食感もアップし、満足感のあるパンに仕上がります。

これらの機能を活用することで、バターなしでも飽きのこない、バリエーション豊かなパン作りを、初心者でも楽しむことができます。

焼き上がりの食感を比較してみると

焼き上がりの食感を比較してみると

さて、実際にバターなしでパンを焼いてみると、どのような食感に仕上がるのでしょうか。

バターありのパンと比較しながら、その特徴をまとめてみます。

比較項目バターありのパンバターなしのパン
クラスト(皮)皮が薄く、ソフトな食感パリッ、カリッとした歯ごたえのある香ばしい皮
クラム(内側の白い部分)きめ細かく、ふわふわでしっとりした口どけもっちり、しっかりとした噛みごたえで小麦の味を感じる
全体の印象バターの風味が豊かなリッチな味わい甘さや油分が控えめな、シンプルで素朴な食事パン

このように、バターなしパンはフランスパンのように皮の食感を楽しみ、噛みしめるほどに小麦の素朴な味わいが広がるのが大きな魅力です。

リッチな味わいというよりは、ジャムやチーズ、スープといった他の食材の味を引き立ててくれるため、毎日の食事パンとして非常に優秀と言えます。

まとめ:ホームベーカリーでバターなしだとどうなる?

まとめ:ホームベーカリーでバターなしだとどうなる?

この記事では、ホームベーカリーでバターなしのパンを焼くとどうなるか、そして美味しく仕上げるための様々な工夫について解説しました。

最後に、記事の要点をリストでまとめます。

  • ホームベーカリーではバターなしでもパンは焼ける
  • バターの主な役割は風味付け、伸展性向上、老化防止の3つ
  • バターなしパンは固くなりやすく、翌日にはパサつきやすい
  • 食感はふわふわ系ではなく、もっちりしっかり系に仕上がる
  • 皮はパリッとして香ばしく、小麦本来の味を楽しめるのが魅力
  • バターの代用品にはマーガリンなどの固形油脂とオリーブオイルなどの液体油脂がある
  • 固形油脂はマーガリンやショートニング、ラードなど
  • 液体油脂はオリーブオイルやごま油、サラダ油など
  • マーガリンのトランス脂肪酸は、最近ではバターより少ない
  • ふんわり感を重視するなら固形油脂、手軽さなら液体油脂がおすすめ
  • オリーブオイルは手軽だが、膨らみがやや劣る点と風味に注意が必要
  • はちみつは風味を補い、しっとりさせるサポーターとして優秀
  • バターなしでふわふわに近づけるには、水分量を増やしたり薄力粉や米粉を混ぜたりする工夫がある
  • 翌日のパサつきを防ぐには、粗熱が取れた直後の冷凍保存が最も効果的
  • パナソニックはソフト食パンモード、シロカは焼き色調整、アイリスオーヤマは豊富なメニューが特徴
  • バターなしパンは素朴な味わいで、どんな食事にも合わせやすい
  • バターの入れ忘れに気づいても焦らず、そのままでも美味しいパンは焼ける
  • 自分の好みやライフスタイルに合わせて、バターの有無や代用品を使い分けるのがパン作りの醍醐味
安全に関するお願い

ホームベーカリーの使用にあたっては、必ず取扱説明書をよくお読みになり、記載されている注意事項を守ってください。また、この記事で紹介した方法は、あくまで私個人の経験に基づくものです。アレルギーに関する情報や正確な製品仕様については、必ず各メーカーの公式サイトや専門機関にご確認いただきますよう、お願いいたします。(参考:家電製品PLセンター

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この記事を書いた人

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