ホームベーカリーの購入を考えているけれど、「ホームベーカリーは体に悪い」なんて口コミを見て、買うべきか迷っていませんか?
私も買う前は同じことでとても悩みました。
「体に悪いパンランキング」なんて記事を読んで不安になったり、パン屋のパンが体に悪い理由として挙げられる添加物の話に詳しくなったり。
特に流行りの生食パンが体に悪いという情報も気になりますよね。
さらには、コスパが悪くて電気代や原価がかさむのでは、という心配も尽きません。
買って後悔した、「買わなきゃよかった」という声を聞くと、「買ってはいけないホームベーカリー」を選んでしまうのではないかと、一歩が踏み出せなくなってしまいます。
でも、ホームベーカリーは、材料を自分で選べて、好みのパン作りを楽しめます。
この記事では、ホームベーカリーをいつも使ってるわたしの視点から、購入前に抱きがちな不安や疑問を解消するための情報や、パン作りを楽しむためのヒントをご紹介します。
- 「体に悪い」と言われる情報の正体
- ホームベーカリー購入前の不安を軽くする考え方
- あなたらしくパン作りを楽しむためのヒント
- 購入前に知っておきたいコストや機種選びの話
「ホームベーカリーが体に悪い」と言われる理由

- 買って後悔、買わなきゃよかった?
- 体に悪いパンランキングって本当?
- 話題の生食パンは体に悪い、という噂が
- パン屋のパンが体に悪いといわれてるけど、理由は?
- 添加物が気になるけど?
買って後悔、買わなきゃよかった?

「もし買って後悔したらどうしよう」「結局、使わなくなって『買わなきゃよかった』なんてことにならないかな」と不安になるのは、とても自然なことです。
決して安い買い物ではありませんし、本当に自分に使いこなせるのか、心配になりますよね。
わたしも購入前は、期待と同じくらい不安がありました。
焼きたてパンのある生活に憧れる一方で、毎日の材料計量や後片付けが面倒くさそうで、キッチンの隅で置物になってしまうかもって思ってました。
そんな理想と現実のギャップに対する不安が、「後悔したくない」という気持ちを大きくさせるのだと思います。
ただ、そのように購入前に真剣に悩むのは、あなたが家族の健康や食生活を大切に考えている証拠です。
だからこそ、この記事が、あなたの不安を少しでも軽くし、納得のいく決断をするためのお手伝いができればと思っています。
体に悪いパンランキングって本当?
「プロが選ぶ!体に悪いパンランキング」とか「実は危険なパン・ワースト5」というような記事が良くあります。
私も購入前、そういった記事を読んで、「手作りでも、材料によっては体に悪いパンができてしまうのでは…」と、考え込んでしまった経験があります。
もちろん、これらの情報がすべて間違っているわけではないでしょう。
多くは、糖質や脂質の量、特定の添加物の有無といった、ある一部分を切り取って評価しているものです。
ただ、ホームベーカリーの購入を検討している時に、このような情報に触れすぎると、純粋にパン作りを楽しみたいという気持ちが、不安になってしまいます。
大切なのは、ランキングの結果を鵜呑みにして購入を諦めるのではなく、「なぜそう言われているのか」という背景を少しだけ考えてみることかもしれません。
そうすることで、情報の洪水に振り回されず、自分なりの判断基準を持ってホームベーカリーを選べるようになると感じています。
わたしが心がけているのは、ランキングを絶対的な評価ではなく、「購入を検討するための、ひとつの意見」として取り入れることです。
そして、もし気になる情報があれば、消費者庁や農林水産省、国民生活センターといった公的機関のサイトで、その成分や添加物に関する情報がないかを確認するようにしています。
一次情報に触れることで、冷静に物事を判断しやすくなります。
話題の生食パンは体に悪い、という噂が

せっかくホームベーカリーを買うなら、お店のような「生食パン」を家で焼いてみたい、と考える方も多いのではないでしょうか。
あの、耳まで柔らかくて、ほんのり甘い食感は本当に美味しいですよね。
しかし、その人気と同時に「生食パンは体に悪い」という声も聞こえてくるため、購入をためらう一因になっているかもしれません。
その理由として主に挙げられるのは、一般的な食パンに比べて砂糖や生クリーム、バターといった糖質や脂質が多く含まれているという点です。
確かに、何もつけなくても甘くて美味しいのは、これらの材料がリッチに使われているからです。
原材料を見てみると、一般的な食パンよりもお菓子に近い配合になっている製品もあるようです。
もしホームベーカリーで作るなら、生食パンは「毎日食べる主食」というよりは、「週末に楽しむご褒美パン」や「おやつのパン」のような位置づけで考えてみてはいかがでしょうか。
こう考えると、成分について過度に心配することなく、手作りの楽しさと美味しさを満喫できると思います。
「体に悪いから」と作るのを諦めるのではなく、食べる頻度や量を自分でコントロールできるのが、ホームベーカリーの良さでもあるのです。
パン屋のパンが体に悪いといわれてるけど、理由は?
「そもそも手作りしなくても、街のパン屋さんのパンを買えば安心なのでは?」と考える方もいらっしゃると思います。
しかし一方で、「パン屋のパンが体に悪い理由」として、材料に関する懸念が挙げられています。
例えば、一部のパン屋さんでは、作業効率やコストを考慮して、生地の改良剤や冷凍生地を使用している場合がある、という情報があります。
また、使用されている小麦粉が、ポストハーベスト農薬(収穫後の農産物に使用される殺菌剤など)の懸念がある輸入小麦である可能性も指摘されています。
ただ、これはすべてのパン屋さんに当てはまるわけでは決してありません。
国産小麦にこだわり、天然酵母を使い、添加物を一切使わずにパンを焼いている素晴らしいパン屋さんもたくさん存在します。
大切なのは、「パン屋のパン」と一括りにするのではなく、お店ごとのこだわりや考え方を知ろうとすることです。
このように考えると、これから買おうとしているホームベーカリーの大きな魅力は、使う材料をすべてあなた自身で、納得して選べる点にある、ということが見えてきます。
添加物が気になるけど?

ホームベーカリーを検討する上で「添加物」を使わないパンが作れる、という点に魅力を感じている方は多いと思います。
特に、市販のパンの原材料表示でよく見かける「イーストフード」や「乳化剤」を避けたい、と考えるのは自然なことです。
ここで、まず知っておきたいのは、日本国内で食品に使用される添加物は、食品安全委員会による評価を受け、人の健康を損なうおそれのない場合にのみ、成分の規格や使用の基準を定めた上で使用が認められているということです。
この事実は、厚生労働省のウェブサイトでも確認できます。(参考:厚生労働省「食品添加物」)
もちろん、安全基準が定められているからといって、無制限に摂取したいわけではありませんよね。
ホームベーカリーがあれば、添加物とどう向き合うかを自分で決められます。
わたしが試している工夫は、例えばこんなことです。
- ドライイーストを見直す
市販のドライイーストの中には、乳化剤が含まれているものと、そうでないものがあります。購入時にパッケージの裏面を確認し、乳化剤不使用のものを選んでいます。 - シンプルな材料で作る
まずは、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、水(または牛乳)といった、基本的な材料だけで作ってみる。これだけでも、十分に美味しいパンが焼けます。
完璧を目指して難しく考えるよりは、自分でできる範囲で、納得のいく材料を選んでいく。
そんな自由度の高さが、ホームベーカリー生活の醍醐味だと感じています。
ホームベーカリーが体に悪い?パン作りを楽しむためのヒント

- 体にやさしいパン作りの小さな工夫
- 「買ってはいけないホームベーカリー」は本当にあるの?
- コスパが悪い?気になる電気代やパンの原価の話
- ホームベーカリーのメリットとは
- よくある質問
- 「ホームベーカリーが体に悪い」より楽しむことが大切
体にやさしいパン作りの小さな工夫

「せっかくホームベーカリーを買うなら、できるだけ材料を工夫してみたい」と考える方も多いのではないでしょうか。
難しく考えすぎず、いくつかの工夫を取り入れることで、パン作りはもっと楽しくなります。
まずは、基本の材料を少しだけアレンジしてみることから始めるのがおすすめです。
これは、楽しみ方の一例として参考にしてください。
1. 小麦粉の種類を変えてみる
いつもの強力粉の一部を、風味の異なる粉に置き換えてみる方法です。
- 全粒粉
小麦をまるごと粉にしたもので、食物繊維やビタミン、ミネラルが含まれており、香ばしい風味と、少しどっしりした食感が特徴です。 - ライ麦粉
こちらも食物繊維が豊富で、独特の酸味が特徴。クリームチーズやハムと相性抜群です。 - 米粉
グルテンフリーのパンを作りたい場合に。もっちりとした食感が楽しめます。
2. 甘みや油脂を変えてみる
上白糖の代わりに、独特のコクがある「きび砂糖」やまろやかな甘味の「てんさい糖」を使ってみたり、バターの代わりにクセの少ないオイルを使ってみたりしています。
風味も変わるので、自分好みの組み合わせを見つけるのも楽しい作業です。
このように、少し材料を変えるだけで、栄養価だけでなくパンの風味や食感も変わります。
「次はどんなパンを焼こうか」と考えるのも、ホームベーカリー購入後の大きな楽しみの一つです。
「買ってはいけないホームベーカリー」は本当にあるの?
購入を検討していると、「買ってはいけないホームベーカリー」というような、特定の機種を批判する情報が目に入り、どれを選べばいいか分からなくなってしまうことがありますよね。
しかし、私が思うに、すべての人にとって「買ってはいけない」機種というものは存在しないのではないでしょうか。
なぜなら、ホームベーカリーに求めるものは人それぞれだからです。
- 毎日、シンプルな食パンを安く焼ければ十分な人
- ピザ生地やうどん、お餅など、一台で多彩なメニューを楽しみたい人
- 集合住宅なので、とにかく静音性を重視する人
- キッチンが狭いので、コンパクトで収納しやすいものが良い人
例えば、多機能な上位モデルは、パン作りをとことん楽しみたい人にとっては最高の相棒です。
でも、シンプルな食パンだけを求める人にとっては「機能が多すぎて使いこなせない、価格も高い」と感じるかもしれません。
逆に、機能がシンプルなモデルは、初心者の方や手軽さを求める方には最適ですが、こだわり派の方には物足りなく感じるでしょう。
つまり、大切なのは、他人の評価に惑わされず、「自分や家族がどんなパンライフを送りたいか」を具体的に想像して、それを叶えてくれる機種を選ぶことです。
あなたにとっての「最高のホームベーカリー」は、他の誰かにとっての最高と同じとは限らないのです。
コスパが悪い?気になる電気代やパンの原価の話

「ホームベーカリーって、本体も高いし、毎回の電気代や材料費を考えると、結局コスパが悪いんじゃない?」という疑問は、購入前に誰もが考えることだと思います。
わたしもそうだったので、少し計算してみました。ぜひ判断材料にしてください。
電気代について
ホームベーカリーの消費電力は500W程度のものが多いです。
消費電力から計算すると、食パンを焼くのには、約4時間ほどかかりますので、電気代は約62円です。
ですが、実際には、モーターやヒーターがずっと動いてるわけじゃないので、計算上の62円よりもかなり低いです。
ホームベーカリーの電気代は、機種やコースによって変動しますが、一般的な食パンを1回焼くのにかかる費用は、およそ10円程度という情報が多いです。

これは、契約している電力会社やプランによっても変わります。
思ったより安いと感じる方が多いのではないでしょうか。
パンの原価について
次に、最も基本的な食パン(1斤)の原価を、ごく一般的な材料で計算してみましょう。
材料 | 使用量 | 参考価格 | 費用 |
---|---|---|---|
強力粉 | 250g | 1kg 400円 | 約100円 |
ドライイースト | 3g | 50g 300円 | 約18円 |
砂糖 | 17g | 1kg 200円 | 約4円 |
塩 | 5g | 1kg 200円 | 約1円 |
バター | 10g | 200g 450円 | 約23円 |
スキムミルク | 6g | 175g 400円 | 約14円 |
合計(材料費) | 約160円 |
※材料の価格は購入する店舗や時期によって大きく変動するため、あくまで一例です。
※材料の使用料は機種によって若干の違いがあります。
この計算だと、電気代を合わせても1斤あたり約170円程度となります。
もちろん、高級な材料を使えば原価は上がりますが、それでも市販の高級食パン(1斤800円~1,000円程度)と比較すれば、コストを抑えられます。
ただ単に、一番安い市販の食パンと比べるのではなく、あなたが食べたいパンのクオリティを基準に考えると、ホームベーカリーのコストパフォーマンスの価値が見えてくるはずです。
参考:ホームベーカリーの材料費
ホームベーカリーのメリットとは
ここまで、購入前に考えがちな不安要素についてお話ししてきました。
そんな不安がありながらも、私がホームベーカリーを買ってよかったと感じている理由、つまりメリットについてもお話しさせてください。
これが、購入を迷っているあなたの判断材料の一つになれば嬉しいです。
コストや材料の話も大切ですが、それ以上に日々の生活を豊かにしてくれる魅力があると感じています。
- 焼きたての香りと味は最高の贅沢
家中に広がる甘いパンの香りで目覚める朝は、何物にも代えがたい幸福感があります。 - 材料を自分で選択できる満足感
どんな材料を使うかを自分で決められるのは、大きな魅力です。 - 子どもの食への関心を育むきっかけに
子どもと一緒に材料を計ったり、窓から生地が膨らむ様子を眺めたり。「食べ物がどうやってできるか」を知る、良い機会になります。 - アレンジは無限大
ココアや抹茶を混ぜたり、チーズやコーンを入れたり。その日の気分で自分だけのオリジナルパンが作れるのは、創造性を満たしてくれます。 - 食卓での会話が増える
「今日のパン、もちもちだね!」「次はレーズン入れて!」など、手作りパンが家族のコミュニケーションのきっかけになります。
言ってしまえば、私にとってホームベーカリーは、単なる調理家電ではなく、日々の生活に「楽しみ」と「豊かな時間」をプラスしてくれる大切なパートナーなのです。
よくある質問
- ホームベーカリーは体に悪いって本当?
-
「ホームベーカリーが体に悪い」といった情報は、主にパンの糖質や脂質、添加物に関する懸念から来ています。ただし、ホームベーカリーは自分で材料を選べるので、添加物を使わずシンプルなパンを作ることも可能です。つまり、自分の工夫次第で「体にやさしいパン作り」が楽しめます。
- 生食パンは体に悪いの?
-
生食パンは、砂糖やバター、生クリームなどが多めに使われているため、栄養面では脂質・糖質が高めです。ただし、おやつやご褒美として楽しむ分には問題ありません。ホームベーカリーなら材料の調整もできるので、食べ方を工夫することで楽しめます。
- パン屋のパンは体に悪いの?
-
一部のパン屋では、効率化のために添加物や冷凍生地が使われていることもありますが、すべてのパン屋がそうではありません。素材にこだわる店も多くあります。ホームベーカリーを使えば、こうした心配をせずに、自分で材料を選べるのが大きなメリットです。
- 添加物は気にしたほうがいい?
-
日本で使用が認められている食品添加物は、国の安全基準を満たしたものです。ただ、できるだけ添加物を避けたいという方は、乳化剤不使用のドライイーストやシンプルな材料を使うことで、安心してパン作りができます。ホームベーカリーはその選択肢を広げてくれます。
- ホームベーカリーの電気代や材料費は高いの?
-
ホームベーカリーの電気代は1回約10円程度、食パン1斤の材料費は約160〜170円ほどです。市販の高級食パンと比べるとコスパは良好です。もちろん、材料や機種により差はありますが、毎日使うなら十分に価値を感じられます。
- 「買ってはいけないホームベーカリー」ってあるの?
-
「買ってはいけない」と一概に言える機種はありません。求める機能や使い方は人それぞれなので、自分の生活スタイルや目的に合った機種を選ぶことが大切です。他人の評価よりも、「自分に合うかどうか」が最も重要です。
- 体にやさしいパン作りのコツは?
-
小麦粉を全粒粉やライ麦粉に変えたり、砂糖をてんさい糖に、バターをオリーブオイルに代えることで、栄養価や風味の違うパンが楽しめます。気負わずに少しずつ工夫していくことが、無理のない健康志向パンへの第一歩です。
まとめ:「ホームベーカリーが体に悪い」より楽しむことが大切

「ホームベーカリーは体に悪い?」という不安は、情報に振り回されることが多いですが、材料を自分で選べるからこそ安心してパン作りを楽しめます。
電気代や原価も思ったより安く、工夫次第で健康的かつ経済的なパンライフが実現できます。
ぜひ、自分や家族に合った使い方で、焼きたてパンのある暮らしを楽しんでくださいね♪
- 「ホームベーカリーが体に悪い」という情報に不安になるのは自然なこと
- 購入前に後悔しないか悩むのは食と真剣に向き合っている証拠
- パンのランキングは絶対的な評価ではなく一つの意見として捉える
- 生食パンはご褒美パンとして楽しむなどメリハリをつけるのがおすすめ
- パン屋さんのパンも一括りにせずお店のこだわりを知ることが大切
- 日本の食品添加物は国の安全基準のもとで使用されている
- 不安な場合はまず公的機関の情報で確認する習慣をつける
- ホームベーカリーなら添加物とどう向き合うか自分で決められる
- 体にいいパン作りは全粒粉などを少し混ぜることから気軽に始められる
- 「買ってはいけないホームベーカリー」はなく自分に合うかが重要
- 電気代や原価を考えると市販の高級パンよりコストを抑えられる場合もある
- 自分で材料を選べる安心感はホームベーカリー最大のメリット
- 焼きたての味や香りは日々の生活を豊かにしてくれる
- パン作りを通して家族とのコミュニケーションが増えることも
- 何より大切なのは、情報を正しく理解し、心配しすぎずにパン作りを楽しむ心
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