【トースターの掃除】網が外せないときは？焼き焦げの掃除方法と対策

「網が外せないトースターの掃除は？」

「網の焦げを落とすには？」

「網を外せる方法はあるの？」

網が取り外せないトースターの掃除方法を探してる方に、効率よく網の焼き焦げを掃除して落とす方法を紹介します。

アラジンやバルミューダなど最近のオーブントースターは、焼き網が取り外しできるようになってるので、庫内の掃除がかなり楽になっています。

ただ、少し前のオーブントースターや安価なものは、網が取り外せなく、なかなか掃除しづらいんです。

そこで、アルカリ電解水や重曹をはじめとした定番アイテムに加え、トースター掃除に重曹以外の選択肢や、ウタマロクリーナー、頑固な汚れの対処法も解説します。

網が外せないトースターの焦げが取れないと悩んでる方に、日常的に使える現実的な掃除テクニックも盛り込んでいます。

最後まで読んでもらえれば、オーブントースターの網の汚れや焦げを取ることができて、明日の朝も、美味しくて安全なトーストを食べられます。

トースターの網が外せない時の掃除方法

トースター網を掃除するときの基本

トースターの網には、パンやチーズ、揚げ物、魚や肉などを料理するたびに、パンくずや脂分が飛び散ります。

その結果、焼き網に汚れがどんどん溜まっていき、同時に加熱されて焦げていきます。

そのままにして料理を続けると、これらの汚れは黒く炭化して固まり、何重にも重なり、なかなか取れない頑固な焦げに成長しています。

こういった焼き焦げの成分は酸性です。

なので、掃除の基本としては、アルカリ性のもので頑固な焦げを柔らかくすることです。

また、頑固な焼き焦げになってしまう前に、できるだけ早く取り除くことも大切です。

よく使われてるアルカリ性のものの中で一番のおすすめは、アルカリ電解水です。

アルカリ電解水とは？

アルカリ電解水は、電気分解によって作られるアルカリ性の水です。

洗剤成分を含まないただの水なので、二度拭きがいりません。

つまり、水拭きしてる感覚で使えるんです。

さらに、アルカリ性クリーナーで有名な重曹やセスキ炭酸ソーダに比べると、アルカリ度も高いです。

pH値は、数値が大きくなるほどアルカリ性が強くなります。

これから、重曹が最も穏やかで、セスキ炭酸ソーダ、アルカリ電解水と順にアルカリ性が強くなり、それに伴い洗浄力も増していく傾向があります。

アルカリ電解水は洗剤成分がないにも関わらず、油汚れや手垢、焦げなどを浮かせる力が非常に高いのが特徴です。

特に洗剤を使いたくない食品を扱うトースターの内部掃除には最適で、安全性が高い点が大きなメリットとなります。

ただし、アルミ製品には使えないため、事前に材質を確認してください。

アルカリ電解水を使った網の掃除方法

使用方法は簡単です。

アルカリ電解水をつけて、放置して拭くだけです。

具体的には、網が取り外せる場合は、焦げや食べ物のカスなどを、ブラシなどを使って軽く払い落としていから洗い桶に入れます。

焦げ付きがひどい部分を中心にアルカリ電解水を直接スプレーして30分ほど放置します。

時間が経ったら、ブラシなどを使って焦げ付きや油汚れをこすり落とします。

汚れが落ちたら、きれいな水でアルカリ電解水と汚れをしっかりと洗い流し、水気を拭き取ってしっかりと乾かせば終了です。

このような流れで週に1回とか月に1回程度、定期的に掃除する習慣をつければ、毎朝、健康的で美味しいトーストを食べれるようになります。

網が外せないときの焦げの掃除方法

では、焼き網が取り外せない機種はどうしたら良いでしょうか。

最近の高級トースターは、焼き網が外せる仕組みになってるのが多いですが、昔の機種や安価な機種では取り外せない仕組みになっています。

焼き網が本体から取り外せなくても、同じようにアルカリ電解水を使って掃除できます。

まず、掃除を始める前にトースターの電源プラグを必ず抜いて、安全を確保します。

トースター内部がしっかりと冷めていることを確認します。

次に、網の上にキッチンペーパーを敷いて、そこにアルカリ電解水をたっぷりとスプレーします。

すぐに乾いてしまう場合は、キッチンペーパーの上にラップを密着させます。

その後、30分から1時間放置した後に、メラミンスポンジやプラスチックのヘラで焦げを優しく落とします。

その際、手前のフックを外して、網の裏側に手を当てながらこすると壊れにくいです。

掃除を始める前に、トースターの底面にキッチンペーパーなどを敷いておけば、後が楽です。

網の掃除道具～100均で全部手に入る！

まとめると、網が外せないときの掃除道具はこちらです。

アルカリ電解水は、スプレータイプのものが使いやすいです。

どのグッズも100均で売ってますので、安心してください。

また、アラジントースターのように、焼き網を取り外せても、その下に金属の棒で受けが作られてる機種の場合、トースターの底面まで手が届かないときがあります。

そんな機種を掃除するときには、割り箸などの棒と巻き付けて使用するタオルが必要になります。

頑固な汚れや焦げが取れないときの対応

アルカリ電解水をスプレーしても、なかなか落ちない頑固な焦げ付きもあります。

そういった頑固な焦げ付きには、何回も繰り返し試してみることをおすすめします。

放置時間を長くしたり、キッチンペーパーを厚くして染み込ませる水分量を増やしてみても、効果的です。

ただ、どうしても落ちないときには、アルカリ電解水じゃないもので試してみるのもアリです。

アルカリ電解水以外の方法

アルカリ電解水以外のアルカリ性の薬剤はこちらです。

重曹とセスキ炭酸ソーダ、オキシクリーン、こげとり名人などは、どれも酸性の焦げに対して強い洗浄力を持つアルカリ性の洗浄剤です。

ただし、アルミ製品には使えないため、事前に材質を確認してください。

重曹水と重曹ペーストの利用方法

重曹は環境にやさしく、安全性が高いことで知られるナチュラルクリーナーです。

40℃くらいのお湯に溶かすとpHは8.2～8.5くらいですが、60度くらいのお湯に溶かせば、pHは11まで上がります。

重曹水を作って、アルカリ電解水と同じように使えば、焦げを柔らかくできます。

重曹水の作り方は、重曹小さじ1杯（5g）に水100mlを混ぜたものをスプレーボトルに入れます。

作った重曹水は網に直接スプレーしたり、キッチンペーパーに含ませて網の上に乗せます。

1時間ほど放置した後に、メラミンスポンジなどで拭き取ります。

重曹パックというものもあります。

重曹パックは、重曹と水を２：１で混ぜてペースト状にしたものを、ブラシや刷毛を使って網に塗っていきます。

ラップを上にかぶせたら、同じ様に1時間放置して、スポンジなどで拭き取ります。

重曹も界面活性材などの洗剤は入っていないので、安心して使えます。

使う場合は、必ずゴム手袋をしてください。

セスキ炭酸ソーダの使い方

セスキ炭酸ソーダは、重曹と同じアルカリ性の洗浄剤ですが、重曹よりも水に溶けやすく、スプレーとして使用するのに非常に便利です。

pHは9.8くらいで、油汚れに対する洗浄力が高く、キッチン周りの掃除に適しています。

セスキ炭酸ソーダは、水500mlに対して小さじ1程度のセスキ炭酸ソーダを溶かし、スプレーボトルに入れて使用します。

同じ様に、網の焦げに直接吹きかけたあと、キッチンペーパーやラップで覆って密閉し、20〜30分ほど放置すると、汚れが柔らかくなって浮き上がってきます。

その後、やわらかいスポンジや布でこすることで、表面の油汚れが簡単に取れるようになります。

研磨作用がないため、メラニンスポンジやヘラを併用するとより効果的です。

セスキ炭酸ソーダを使った後は、かならずきれいな水で濡らした付近などで複数回、念入りに水拭きをしてください。

セスキ炭酸ソーダは、刺激が少なく安全性が高いため、子どもやペットがいる家庭でも比較的安心して使えるクリーナーです。

使う場合は、必ずゴム手袋をしてください。

オキシクリーンを使って落とす

オキシクリーンは、酸素の力で汚れを落とす粉末タイプの酸素系漂白剤です。

過炭酸ナトリウム（酸素系）と炭酸ナトリウム（アルカリ剤）が主成分で、pHは11～12の弱アルカリ性で、アルカリ電解水よりも強いです。

50～60℃のお湯に溶かして使うと、効果が一番高いです。

オキシクリーンを溶かしたお湯をキッチンペーパーに染み込ませ、それを網の上に貼り付けて、15分～1時間放置します。

キッチンペーパーをとりのぞいた後、同じ様にメラミンスポンジなどで焦げを落とします。

最後には、水で何度も拭いてオキシクリーンの成分を残さないように拭き上げてください。

オキシクリーンは重曹やセスキ炭酸に比べると高いので、網だけに使うにはもったいないです。

受け皿や天板などもオキシ漬などをして、焦げを落として下さい。

フライパンや鍋など、他のキッチン道具や浴槽、お風呂道具などにも使えます。

使う場合は、必ずゴム手袋をしてください。

こげとり名人などの市販洗浄剤

楽天市場やアマゾンには、焦げ落とし専用のアルカリ性洗浄剤が販売されています。

そのうちのいくつかを紹介します。

まだまだほかにもありますが、使われてるのは、水酸化ナトリウムのことが多いです。

水酸化ナトリウムに、界面活性材を足して商品化されているものです。

水酸化ナトリウムは苛性ソーダとも呼ばれていて、pHは12です。

これらの商品は、ガスコンロの五徳やフライパンの裏側などに使用されて、直接食材に触れるところにはあまり使われていません。

なので、どうしてもの時以外は、使わないほうが良いです。

もしも使用してしまった後は、丁寧に水拭きを繰り返すのが大事です。

というか、これらを使うくらいなら、多少焦げがついていても我慢してトーストを焼いたほうが安全安心です。

トースター掃除 ウタマロクリーナー活用法

アルカリ性洗浄剤とはちょっと違うものに、ウタマロクリーナーがあります。

ウタマロクリーナーは中性洗剤で、トースターの網はもちろん、アルミ素材にも安心して使用することができます。

成分はアミノ酸系の洗浄成分なので、中性ですが頑固な汚れもしっかり落とせます。

使い方はこれまでのものと同じ様に、ウタマロクリーナーを含ませたキッチンペーパーを網の上に敷いて、5分以上待ちます。

その後、メラミンスポンジなどで焦げをこすり落とします。

焦げが落ちたら、洗剤成分が残らないように、何度も水拭きを繰り返せばOKです。

ウタマロクリーナーは、手肌への刺激も少なく、ゴム手袋なしでも扱える点もうれしいポイントです。

網が外せないトースターの掃除と予防

網が外せないときの庫内の掃除

ここからは、網が外せないオーブントースターの場合に、庫内の掃除をどうすれば良いのかをみていきます。

網が外せないオーブントースターにも2種類あります。

焼き網の手前にフックがなく、まったく焼き網を動かせない機種と、手前がはずせる機種の2種類です。

20年、30年前のオーブントースターは、焼き網の手前にフックがなく、まったく焼き網を移動できませんでした。

その場合は、オーブントースターの底面が外せる仕組みのものが多いです。

ネジやちょっとしたダイヤルのようなもので、簡単に外せますので、トースターを横に倒してから、薬剤などを塗って焦げを落としてください。

もしも底面になんの仕組みもなければ、薬剤を塗ったりキッチンペーパーを敷いたあとに、焼き網と本体の隙間から割り箸やヘラなどを使って焦げ落としをしてください。

もしくは、新しく買い直すことをおすすめします。

焼き網の手前が外れて、奥岳が外れない場合は、焼き網を持ち上げてテープなどで固定して掃除してください。

手前さえ外れれば、かなりの部分まで簡単に手が届くので、掃除が楽です。

また、20～30年くらい前から、パンくずトレーが標準装備されました。

パンくずトレーがあれば、汚れはパンくずトレーにつくので、底面はそれほど汚れていないはずです。

日頃からパンくずトレーを掃除しておけば、網を持ち上げる必要もあまりないのかもしれません。

天板や受け皿、パンくずトレーの掃除

網が外せないオーブントースターでも、受け皿や天板、パンくずトレーは、必ず取り外せる仕組みになっています。

なので、掃除の際にはまずこれらのパーツを本体から丁寧に外します。

取り外したあとは、上述したアルカリ電解水や重曹水、セスキ炭酸ソーダ水などを張ったシンクの中に、しっかりとつけ置きしてから洗うのが基本です。

ある程度放置した後は、メラミンスポンジややわらかいブラシを使って、焦げや油汚れをこすり落とします。

こびりついた焦げは、ヘラや焦げ落としスポンジなどで、優しくこすって落とします。

はずせる部品はとりあえず外してから、掃除するのが基本です。

ヒーターの掃除

注意するべきは、ヒーター管です。

ヒーター管はガラスで出来てることが多く、非常にデリケートな構造です。

ちょっとした力加減で割れてしまいますので注意が必要です。

基本的には、薬剤を染み込ませたキッチンペーパーでおおって焦げを柔らかくしてから、マイクロファイバークロスなどで優しく拭き取ります。

また、作業を始める前に必ずトースターの電源プラグを抜き、ヒーターが完全に冷めていることが大事です。

熱いままで水分をつけると、高確率でガラスは割れます。

ヒーターに直接洗剤をつけるのも避けるべきです。洗剤の成分がヒーターに残ると、次回使用時に煙が出たり、においが発生したりする可能性があります。

掃除後は完全に乾いていることを確認してから電源を入れましょう。

焼き網を汚さないための工夫

そもそも、網を汚さなければ、それほど神経質になる必要はないです。

網を汚さないためできることは、2つあります。

網の上にアルミホイルを敷いて調理することで、網自体への汚れの付着を大幅に軽減することができます。

焼き鳥やお餅など、トレーに乗せると下側が良く焼けないものも、ある工夫をしたアルミホイルに乗せれば、下側もしっかりと焼けます。

その工夫とは、アルミホイルを一度丸めてから広げることです。

丸めて広げることで、アルミホイルの表面が凸凹になり、熱と遠赤外線が反射されて食材の下側にも熱が伝わります。

うまくいかなければ、凸凹を工夫してみてください。

唐揚げなどは、余分な脂が下に落ちるので、カリッと美味しく焼き上がります。

また、グラタンやピザなども、網に直接乗せがちですが、付属のトレーに乗せることで、汚れを防げます。

網の焦げは、チーズや肉料理などの脂分がほとんどです。

大丈夫かな～と思っていても、食材がふきこぼれて網に落ちてしまうときが多いです。

なので、受け皿を使うとともに、フタ付きのグリルパンやピザストーンなどを使って、網の汚れを防いでみてください。

両方とも共通してるのは、食材を直接網に乗せないことです。

網に食材がついてなければ、脂分や汁の蒸気でしか汚れません。

アイリスオーヤマは網が外せない

アイリスオーヤマ製のトースターは、網が取り外せない設計になっているモデルが多いです。

この構造は、扉を開けると同時に網が持ち上がる仕組みで利便性は高いものの、掃除の際には不便に感じることもあります。

取り外して掃除できないため、網の下側や端の隙間の掃除には工夫が必要です。

ただし、底面がスライドスイッチなどで開く仕組みのものも多いので、日頃からお手入れをしていたり、約食材に気をつけていれば、それほど掃除しにくいとは言えません。

アラジントースターは別売りの網で交換できる！

アラジン製のトースターでは、焼き網が別売りパーツとして提供されているモデルがあります。

長期間使用して汚れがこびりついてしまった場合や、劣化が進んで清掃が困難なときには、無理に落とそうとするよりも新品と交換する方が楽です。

特に、焦げつきがひどく、何度掃除しても落ちない場合や、網が変形してしまっている場合には、時間と労力をかけるよりも、交換したほうが安全かつ衛生的です。

アラジン公式のサポートページや、家電量販店のオンラインストアでは、型番ごとに対応した交換用の焼き網が取り寄せ可能で、価格も比較的手頃です。

型番を間違えると適合しないことがあるため、購入の際には製品本体のラベルや説明書で型番を確認しておくことが大切です。

各メーカー別の網の外し方（コイズミ/象印/タイガーなど）

メーカーによって網の外し方には違いがあり、それぞれの仕様に合わせた方法で取り外す必要があります。

たとえば、コイズミや象印、タイガー製の一部モデルでは、網の両端についている小さなフックを内側にスライドさせる構造が採用されています。

このフックをスライドさせることで網を支えている突起部分から外れる仕組みになっており、力任せに引っ張ると破損の原因になるため注意が必要です。

どのようにすれば外せるのかは、製品に付属の取扱説明書や、メーカーの公式サイトにかならず書かれています。

見た目だけで判断せずに、まずは取扱説明書をしっかり読むことをおすすめします。

まとめ：【トースターの掃除】網が外せないときの掃除方法と対策

この記事のまとめです。