「ノンフライヤーは代用できる?」
「ノンフライヤーってどうなの?」
「トースターとノンフライヤーの違いは?」
ノンフライヤーを購入するかどうか迷われてる方に、ノンフライヤーの仕組みとトースターで代用できるかどうかを解説します。
ノンフライヤーと言うと、ヘルシーな揚げ物ができるというイメージがありますが、実際のところどうやって調理してるのかわからないのではないでしょうか。
また、トースターやオーブンレンジで代用できるんじゃないのか?と思われてるかもしれません。
実は、ノンフライヤーとトースターはすこしの違いがあり、ノンフライヤーの仕組みを正しく理解し、ちょっとした工夫を加えれば、代用は十分に可能です。
ただし、どちらにも向き・不向きがあり、どっちがおすすめかはあなたの目的次第です。
そこで、グリルやオーブンでノンフライヤーは代用できるのか、さらにはノンフライヤーとトースターの電気代の差、焼きムラを防いで美味しくするコツまでを幅広く紹介します。
また、ノンフライヤーで作ったポテトがまずいと言われる原因や、アルミホイル使用の注意点、ノンフライヤーで食パンをトーストする焼く時間の目安なども詳しく取り上げます。
「ノンフライヤーは、いらない?」と迷っている方に、最後まで読んでもらえれば、あなたの食生活にピッタリあった調理家電を選択できるようになります。
- ノンフライヤーとトースターの構造や加熱方式の違い
- トースターでノンフライヤーを代用する際の具体的な方法と注意点
- 各調理家電の向き・不向きやおすすめの機種情報
- ノンフライヤーを使って美味しく仕上げるための実践的なコツ
ノンフライヤーはトースターで代用できる?
- ノンフライヤー(エアフライヤー)の仕組み
- ヘルシーな揚げ物ができる理由
- メリットとデメリット(弱点)
- ノンフライヤーとトースターの違いは?
- ノンフライヤーとグリルの違いは?代用はできる?
- オーブンレンジとノンフライヤーの違いは?
- ノンオイルフライヤーの代わりになるのはトースター?
- ノンフライモードがあるトースターは?
- 1台で3役(オーブン、トースター、ノンフライヤー)こなせるトースターは?
- ノンフライヤーはいらない?~買って後悔しないために
- ノンフライヤーとトースター、どっちがおすすめ?
ノンフライヤー(エアフライヤー)の仕組み
まず、ノンフライヤーの基本的な構造をわかりやすく説明します。
ノンフライヤーの仕組みは、加熱ヒーターと強力なファンです。
ヒーターによって加熱された空気が、上部にあるファンによって高速で庫内全体に循環される仕組みです。
この熱風が食材の表面を包み込み、全方向から焼き上げるように加熱していきます。
簡単にイラストにすると、こういった感じです。

ノンフライヤーの熱風は80~200℃の高温で、食材の表面に均一に当たります。
内部には表面から熱がじわじわと伝わります。
さらに、食材を置く場所は網構造になっているので、熱風が上下に通ります。
そのため、熱風が常に動いているので温度ムラが起きにくく、食材の一部だけが焦げるといった心配はないです。
また、その網構造のおかげで、食材からでる余分な脂分はノンフライヤーの底部にたまります。
このように、ノンフライヤーは“高温の熱風を効率よく循環させる仕組み”によって食材を調理します。
ちなみに、熱い空気で調理するので、エアーフライヤーとも呼ばれています。
ヘルシーな揚げ物ができる理由
この高温の熱風によって、ノンフライヤーはヘルシーな揚げ物風調理ができます。
そもそも、通常の揚げ物は食材の周りの衣の水分が高温の油と入れ替わることで完成します。
これは「水と油の交換現象」とも呼ばれています。
揚げ物の油の温度は180~200℃程度で、水が蒸発する温度は100℃です。
なので、天ぷらや唐揚げなどの衣をつけた食材を高温の油の中に入れると、衣の中に含まれてる水分が一瞬にして蒸発し、水分があった穴に油が入り込みます。
その油によって、食材内部の水分は蒸発できず、内側は蒸し焼き状態になります。
そのおかげで、外側はパリッとして中身がジューシーな天ぷらや唐揚げができるんです。
簡単にイラストにすると、こんな感じです。

ここで多くの人が気にするのが、衣の中に入ってくる油の量です。
唐揚げやとんかつ、天ぷらなどの衣には、たくさんの油が染み込んでくるので、油分のとりすぎとか、健康に悪いとか心配になるんです。
そこで、ノンフライヤーは少量の油で同じことができるので、食材の油を気にしてる方に大人気なんです。
ただ、周囲にまったく油がないと、衣で水分の蒸発をガードできないので、中の水分が全て抜けてしまいパサパサになります。
その状態では美味しくないですし、揚げ物風でもないので、食材に少量の油を吹きかけておくのが必要です。
少量の油を吹きかけておけば、ノンフライヤーの高温熱風で水と油が入れ替わり、外はサクサクで、中はジューシーな揚げ物風の料理が作れます。
メリットとデメリット(弱点)

ノンフライヤーには多くの魅力がありますが、当然ながらデメリットも存在します。
まずメリットとしては、次の3つが挙げられます。
- 油をほとんど使わない
- キッチンが汚れにくい
- ボタンを押すだけの手軽さ
一番大きなメリットは、油をほとんど使わないことです。
そのおかげで、摂取カロリーを抑えられ、健康志向の方やダイエット中の方に非常に評判がいいです。
また、油跳ねや油の後処理がないので、キッチンが汚れにくくとても楽です。
一方で、デメリットも無視できません。
- 食感や風味がやや劣ると感じる方も
- 庫内が狭いので大量調理は無理
- 調理時間が思ったよりも長く、音が大きい
一番大きなデメリットは、あくまでも揚げ物風だということです。
味や食感が、唐揚げやとんかつなどの揚げ物には、少々及ばないと感じる方も少なくないです。
また、調理できる量が少ないので、大家族には向いてないです。
ノンフライヤーは「絶対に必要な家電」ではないですが、使い方を理解し、用途に応じて活用すれば非常に便利な調理器具です。
特に、健康と時短を両立させたいあなたには、心強い味方となるでしょう。
では、ここからは、同じような調理家電と比較していきます。
ノンフライヤーとトースターの違いは?
まず考えられるのは、オーブントースターがあります。
ノンフライヤーと同じ様に、ヒーターを使って焼く調理家電です。
では、ノンフライヤーとオーブントースターに違いはあるのでしょうか?
まず、お伝えしてきたように、ノンフライヤーは本体内部に設置されたファンとヒーターによって高温の熱風を発生させ、その風を上下左右から均一に循環させながら食材全体を包み込むように加熱します。
一方で、オーブントースターは、上下に置かれたヒーターによって、食材を加熱します。
ヒーターによる熱や遠赤外線は、包み込むような加熱ではなく、直線的です。
その2つの違いは、ファンがあるかどうかです。
どちらも高熱によって食材を焼くという仕組みは同じですが、熱が伝わってくる方向が違います。
ノンフライヤーは、ファンを使って熱風を上下左右から吹き付けて、360度の方向から加熱します。
一方、トースターは、上下にヒーターがあるので、上下方向からしか加熱されません。
なので、トースターでも途中で表裏をひっくり返したり工夫すれば、揚げ物風の調理は可能です。
ただし、油や肉汁が網や底面にこぼれてしまうので、対策する必要があります。
ただ、最近になって、ファンがついてるコンベクションオーブントースターが出てきていて、大人気です。
ノンフライヤーとグリルの違いは?代用はできる?
ノンフライヤーとグリルの仕組みや目的はだいぶ違うので、グリルの代用としてはやや不向きです。
というのは、グリルは上部または下部の直火や高温ヒーターによって、食材の表面を直接高温で加熱し、香ばしい焼き目をつける仕組みです。
なので、グリルで作る料理には、上からの加熱だけが必要で、360度の熱風はいらないです。
逆に、360度方向の熱があると、焦げ目がつかないのに、内部が焼けすぎてしまうことも起こり得ます。
魚や肉を皮パリに仕上げたい場合や、焦げ目をしっかりつけたい料理には、ノンフライヤーは向いてません。
オーブンレンジとノンフライヤーの違いは?
オーブンレンジとは、オーブン機能と電子レンジをかけ合わせたものです。
最近のオーブンレンジは、ヒーターとファンや過熱水蒸気を利用するコンベクションオーブンが主流です。
仕組みは、ノンフライヤーと同じで、ヒーターとファンを使って加熱します。
ただその違いは、熱風のスピードと調理できる量です。
一般的に、ノンフライヤーのファンは、庫内の上部にあり、オーブンのファンは側面についてることが多いです。
しかもノンフライヤーの庫内はとても狭いので、熱風のスピードはオーブンよりも早いです。そのため、熱風が集中して食材に当たり、調理時間が短いです。
ただし、ノンフライヤーの庫内は狭く食材はあまり入らないので、オーブンのような大量調理は難しいです。
つまり、調理時間は短いですが、少量の調理しかできないのがノンフライヤーです。
ノンオイルフライヤーの代わりになるのはトースター?
以上のような観点から考えると、コンベクション機能付きトースターがノンオイルフライヤーに最も近いです。
コンベクションオーブントースターには、小型のファンが設置されており、加熱された空気を庫内に循環させる仕組みが備わっています。
その結果、ノンフライヤーのように食材を包み込むように熱が伝わり、より均一に火が通ります。
さらに、温度調節機能やタイマー機能が搭載されているモデルが多く、手軽に焼き加減を調整しながらヘルシーな料理を楽しめます。
例えば、唐揚げやフライドポテトなどの揚げ物メニューも、少量の油を吹きかけるだけでサクッとした食感に仕上げることが可能です。
ただし、すべてのコンベクション機能付きトースターが同じ性能を持っているわけではありません。
製品ごとに庫内サイズ、温度上限、ファンの強さなどが異なるため、調理結果に差が出ることもあります。
そのため、購入前に口コミやレビューを確認し、あなたの調理スタイルに合った機種を選ぶことが大切です。
ノンフライモードがあるトースターは?
最近では、コンベクション機能付きの”ノンフライモード“を搭載した多機能型のトースターが各メーカーから続々と登場しています。
これらのモデルは、従来のパンやグラタンの加熱に加え、よりヘルシーな揚げ物風調理にも対応しているのが特徴です。
1台で3役(オーブン、トースター、ノンフライヤー)こなせるトースターは?
これらの製品の中で、一番注目したいのが、クイジナートトースターです。
1台でオーブン・トースター・ノンフライヤーの3役をこなせる多機能モデルです。
クイジナートトースターは複数の調理機能を1台に集約しているため、忙しい家庭やコンパクトなキッチンを持つ方にとって理想的な選択肢となります。
クイジナートトースターには、エアフライモードがあり、トーストはもちろん、揚げものやお惣菜の揚げ直し、焼きいもやローストビーフなど幅広い料理を手軽に美味しく調理出来ます。
クイジナートトースターの特徴はファンの大きさです。
天井面に大きなファンが内蔵されていて、ノンフライヤーのように、早く美味しく焼き上げられます。
しかも、4つのダイヤルを組み合わせるだけですし、専用のレシピブックも付いていますので、誰にでも簡単に操作できます。
オーブンレンジ、オーブントースター、ノンフライヤーの3台を置くとなるとスペースがかなり必要になりますし、金額もかかります。
どれか1台で何とかしたいと思われましたら、クイジナートトースターをおすすめします。
ノンフライヤーはいらない?~買って後悔しないために
では、ノンフライヤーはいらないのでしょうか?
口コミを見てみると、「ノンフライヤーはいらない」「買っても使ってない」と感じてる方がいるのは事実です。
揚げ物自体を毎日作るわけでもないし、トースターのほうが楽だとか、油が飛び散ったバスケットの掃除が面倒くさいから、といった理由です。
しかし、基本的な使い方や加熱の特性を理解し、適切なレシピやちょっとした調理の工夫を取り入れれば、ノンフライヤーは非常に便利な調理器具です。
特に、油を少量しか使わずに揚げ物風の料理ができる点は、健康を気にする人にとって大きなメリットです。
むしろ、忙しくて毎日の食事の準備を簡単に済ませたい方や、カロリーを抑えた食生活を目指す方には強くおすすめできます。
食材をセットしてボタンを押すだけで済む手軽さは、家事の負担を軽減してくれますし、洗い物も少なくて済む点も見逃せません。
このように、ノンフライヤーを正しく理解して使いこなせば、「いらない」どころか「手放せない」と感じる調理器具になる可能性も十分あります。
ノンフライヤーとトースター、どっちがおすすめ?
いずれにしても、あなたのライフスタイルや食事の習慣に合った調理器具を選ぶことが何よりも重要です。
トースターはパンのトーストやグラタン、冷凍食品の温めなど、比較的シンプルな加熱調理に適しており、短時間でさっと調理を済ませたい朝食時などに重宝します。
一方、ノンフライヤーは昼食や夕食の準備に活躍します。
フライドポテトや唐揚げなどの揚げ物系メニューをヘルシーに仕上げたいときや、総菜の温め直しに非常に向いています。
おかずをもう一品増やしたいときに、食材をいれてボタンを押しておけばできてしまうのは、とても便利だと言えます。
また、今お持ちの調理家電によっても、何を購入するか決まります。
たとえば、単機能トースター(トーストを焼くだけのもの)と単機能電子レンジを持たれていたら、ノンフライヤーの購入はアリです。
ですが、今お持ちのトースターや電子レンジが壊れてしまい、何を買うか迷われてるときには、ノンフライヤーの優先順位は低くなるはずです。
いずれにせよ、あなたが普段やってる調理内容やライフスタイル、健康志向の度合いに応じて、両者をうまく使い分けるのが賢い選択です。
ノンフライヤーで失敗しないコツ~トースター代用
- ノンフライヤーで焼くトーストは美味しい?
- 食パンやトーストを焼く時間の目安
- フライドポテトがまずいと言われる理由
- 美味しくする5つのコツとは
- アルミホイルを使うときの注意点
- トースターやオーブンとの電気代の違い
- おすすめのノンフライヤーベスト3
ノンフライヤーで焼くトーストは美味しい?
ノンフライヤーで焼いたトーストは、外はカリッと香ばしく、非常に食べごたえがあります。
これは、ノンフライヤーが高温の熱風を上から吹き付けて加熱するので、水分を飛ばしながら焼くためです。
特に、フランスパンなどのハード系のパンは美味しく焼けます。
ただ、スチーム系トースターのように、外カリ中フワのようなトーストには仕上がらないので注意してください。
逆に、ピザトーストとか卵をパンに乗せたトーストなどのように、上に別な食材が乗ってるトーストにはとてもマッチします。
食パンやトーストを焼く時間の目安
トーストをノンフライヤーで焼く場合、一般的には180~230℃で5分が目安となります。
ですが、モデルの違い、食パンの厚みの違い、含まれてる水分の違いなどがありますので、これはあくまで参考値です。
取扱説明書に書かれてる温度と時間を参考にして、いろいろな温度や時間を何度も試してみることが必要になります。
また、途中でひっくり返したり、向きを変えたりするチャレンジも必要かもしれません。
このように、焼き時間や方法は一律ではなく、使い方を柔軟に調整することで、あなた好みのトーストを焼ける条件を探してみてください。
フライドポテトがまずいと言われる理由
多くの口コミサイトには、ノンフライヤーで焼いたフライドポテトが美味しくないと書かれています。
- シナシナになっている
- カリカリに仕上がらない
- パサパサになる
- 生焼けの部分がある
これらをまとめると、まずいと感じる最大の理由は、水分の抜け具合と焼きムラです。
熱風によって水分が必要以上に抜けてしまったり、冷凍を使うと必要以上に水分が残ってしまったりしてしまうんです。
また、入れる量を間違えると、重なった部分がしっかりと熱風に当たらないので、生焼けになってしまうんです。
このように、まずくなるにはそれぞれの理由がありますし、フライドポテトに限らず、美味しく食べるには正しい使い方がとても大切です。
美味しくする5つのコツとは
では、まずいと言われる理由をもとに、美味しく焼ける5つのコツを紹介します。
- 予熱する
- オイルスプレーをする
- 調理中に裏返す
- 食材を詰め込みすぎない
- 加熱時間をいろいろ試す
予熱する
予熱をしないと、食材が加熱されるまでに時間がかかり、結果的に水分が残ってベチャっとした食感になりやすいです。
特に、冷凍モノの場合、水分が溶けて残ってしまったり、旨味も一緒に溶け出してしまう場合があります。
調理前にしっかり予熱しておくことで、立ち上がりからしっかり熱が通ります。
予熱の目安は、180~200℃で5~10分程度です。
オイルスプレーをする
上述したように、揚げ物が美味しくなる理由は水分と油分の交換です。
なので、ノンフライヤーにいれる前に、食材にオイルスプレーをしておくことで、揚げ物と似たような状態を作れます。
オイルスプレーをすることで、表面がしっかりと油分でコーティングされて、内部の蒸し焼き状態をつくれます。
調理中に裏返す
モデルによってはシェイクボタンが有るものがあります。
これは、ひっくり返すタイミングを教えてくれるものです。
食材を入れたままの状態にしておくと、どうしても重なってる部分や熱風が当たらない部分がでてきます。
そういったところは生焼けになりがちなので、調理の途中で食材の位置や重なり方を変えるのがとても大切になります。
食材を詰め込みすぎない
おなじように、食材を入れすぎると、熱風が当たらない部分が多くなります。
食材が重なり過ぎてると、そもそも全体的に焼き上がりません。
取扱説明書や公式サイトに書かれてる数量を守って、入れすぎないようにしましょう。
加熱時間をいろいろ試す
モデルによっては、オートメニューとかプリセット機能がついてるものがあります。
たとえば、「ポテト」というボタンを押すと、あらかじめ設定された温度と時間で自動的に焼き上げてくれる仕組みです。
これはこれでとても便利なのですが、その時間を参考にしながら、手動で温度と時間を設定するほうが美味しく焼けます。
はじめに設定した時間が経過しても焼けてなかったら延長したり、途中でキャンセルするのが簡単だからです。
そういった調理を何度も繰り返してると、食材の量や重なり具合から、あなたオリジナルの温度と時間設定のコツを会得できるはずです。
アルミホイルを使うときの注意点
ノンフライヤーでアルミホイルを使用すること自体は可能ですが、注意点があります。
それは、食材を置くバスケットにある熱風の通り道をふさがないようにすることです。
アルミホイルで通気口をふさいでしまうと、熱が循環せず、食材の下側が焼けません。
また、アルミホイルで覆われた部分は焼けませんし、部分過熱で壊れてしまう可能性もあります。
どうしても使いたい場合は、それらを考慮して最小限に使用することです。
トースターやオーブンとの電気代の違い
ノンフライヤーとトースターでは、電気代も違ってきます。
一般的にノンフライヤーの消費電力は約1,200Wとされ、トースターは1,000W前後が平均的な数値です。
それぞれを1時間使うと、1,200Wは37.2円で、1,000Wは31円です。(参考:東京電力)
単純な消費電力の数値だけを比べると6円なので、どちらもそれほど変わらないように感じます。
ただ、ここで見落としがちなのが「調理にかかる時間の違い」です。
トースターは短時間で高温になるので、トーストなどは数分で焼き上がりますが、ノンフライヤーは予熱や調理に時間がかかり、10分以上かかることが多いです。
1,000Wのトースターを2分使うと1円で、1,200Wのノンフライヤーを10分使うと6.2円にもなります。
まあ、使う頻度にもよりますが、同じトーストを焼くのでしたら、ノンフライヤーの電気代のほうが数倍高くなります。
ただ、オーブンレンジは、1,400Wくらいのものが多いので、1時間あたり43.4円で、10分使うと7.2円にもなり、ノンフライヤーよりも電気代は少し高くなります。
電気代のことを考えると、電気代は次のようになります。
「オーブンレンジ」>「ノンフライヤー」>「トースター」
おすすめのノンフライヤーベスト3
最後に、おすすめのノンフライヤーベスト3を紹介します。
- COSORI CAF-DC601
- YAMAZEN YAH-AC120
- wallfire KB2299
COSORIは、2011年にアメリカで設立された小型家電製品企業です。
ノンフライヤー界隈では、ダントツの人気を誇ってる商品です。これを選んでおけば間違いないです。
山善は1947年に創業された企業で、ノンフライヤーYAH-AC120はとても使いやすい商品です。
wallfireは中国企業で、ノンフライヤーを中心とした調理家電を提供している企業です。
まとめ:ノンフライヤーはトースターで代用できる?調理する仕組みとコツ
この記事のまとめです
- ノンフライヤーは熱風を高速循環させて食材を調理する
- ヒーターとファンによる加熱構造が特徴
- 油を使わずに揚げ物風の料理が作れる
- トースターは上下のヒーターで加熱する仕組み
- トースターにはファンがなく熱風は循環しない
- コンベクション機能付きトースターはノンフライヤーに近い
- ノンフライヤーは外カリ中ジューシーな仕上がりになる
- トースターでも裏返しなどの工夫で代用可能
- ノンフライヤーは食材の油が下に落ちる構造
- トースターのノンフライモード付きモデルが登場している
- 揚げ物特有の水と油の交換現象を再現できるのが強み
- 食材にオイルスプレーをすればノンフライヤーで揚げ物らしさが増す
- ノンフライヤーは調理時間がやや長く、音が大きい機種もある
- トースターは短時間調理に適しており朝食向き
- ノンフライヤーはヘルシー志向や時短目的に適している