自動調理器のデメリットを徹底分析!後悔しないための選び方ガイド

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自動調理器のデメリットを徹底分析!後悔しないための選び方ガイド

こんにちは。『ワンダフル家電』編集長のひまわりです。

家事をラクにしてくれる魔法の道具として注目されている自動調理器ですが、いざ買おうとすると意外と気になるのが自動調理器のデメリットですよね。

ホットクックやオートクッカーなどの人気モデルを導入したものの、結局キッチンの奥で眠らせてしまい後悔したという声も耳にします。

一人暮らしの方や共働き世帯の救世主といわれる一方で、実際に使ってみるとサイズが大きすぎたり、お手入れが面倒だったりと、人によっては合わないケースもあるんです。

また、電気圧力鍋と勘違いしてる方もいらっしゃるようです。

この記事では、わたしが色々な製品を見てきた中で感じたリアルな欠点や、メリットとデメリットのバランスについて正直にお話しします。

あなたが損をしないための判断材料になれば嬉しいです。

この記事でわかること
  • 自動調理器を導入した後に多くの人が直面する物理的な制限
  • 料理のジャンルによって発生する味や食感の意外な妥協点
  • 時短のつもりが逆に時間がかかってしまう隠れたタイムロスの正体
  • 自分にとって本当に必要かどうかを見極めるための具体的なチェックリスト

自動調理器にもいろいろありますが、誰にでも使えて一般的なものが、シャープのホットクックKN-HW16Hです。2-4人用でとても使いやすいです。

目次

後悔する前に確認したい自動調理器のデメリット

自動調理器は「ほったらかし」ができる便利な家電ですが、魔法のように何でも完璧にこなせるわけではありません。

まずは、購入前に知っておくべき厳しい現実から解説していきます。

ここでは、多くの人が「そんなはずじゃなかった」と感じるポイントを深掘りします。

  • 購入前に比較するメリットとデメリット
  • 自動調理鍋と電気圧力鍋の違いを正しく理解
  • 人気モデルのランキング上位でも欠点は存在する
  • 付属レシピ通りに作っても美味しくない理由
  • 蓋を開けた時の高さや設置スペースで後悔する可能性
  • 圧力調理の昇圧と減圧で待ち時間が長くなる現実
  • メンテナンスの負担が日々のストレスに

購入前に比較するメリットとデメリット

自動調理器を検討する際、まず頭に浮かぶのは「家事がラクになる」というキラキラしたイメージですよね。

確かに、材料を切って調味料と一緒に鍋に放り込み、ボタンをピッとするだけで料理が完成するのは大きな魅力です。

でも、そのキラキラした表面の裏側には、しっかりと検討すべき現実的なデメリットが隠れています。

わたしが考える最大のデメリットは2つです。

  • キッチンのスペースを大幅に削る
  • 日々の細かなメンテナンスが必要

まずスペースの問題ですが、自動調理器は見た目以上に大きいです。

炊飯器を一回り大きくしたようなサイズ感のものが多く、特にファミリー向けの2.4Lクラスになると、キッチンのスペースの一角を占領してしまうことも珍しくありません。

さらに、単に置くだけでなく、後述する「蓋を開ける高さ」や「蒸気の逃げ道」も考えなければなりません。

これを無視して導入すると、料理を作るための作業スペースがなくなってしまい、本末転倒な状況に陥ります。

次にメンテナンス。

自動調理器は、普通の鍋と違って「内蓋」「パッキン」「蒸気口のカバー」「つゆ受け」など、洗うべきパーツが非常に多いです。

これらを毎回すべて取り外し、きれいに洗って乾燥させ、また元通りに組み立てる……という作業が毎日の「義務」になります。

料理そのものは「ほったらかし」で自動化できても、このメンテナンス作業だけは絶対に自動化できません。

この「後片付けのコスト」が、料理をしないことで得られる自由時間と釣り合うかどうか。そこが大きな分かれ道になるかなと思います。

メリットとデメリットの天秤

  • メリット: キッチンに立つ拘束時間が減り、自由な時間が増える
  • デメリット: 高価な初期費用、設置場所の確保、パーツ洗浄の手間

また、経済的な面も無視できません。

最新の人気機種は5万円から7万円ほどします。

対して、普通のステンレス製圧力鍋なら1万円以下で買えることもありますよね。

この差額を払ってでも「自動化」を買う価値があるのかどうか。

もし週に1回しか使わないのであれば、1回あたりのコストは非常に高くなってしまいます。

自分がどの頻度で使うのか、今の不満は何なのかをしっかり整理してから比較することが大切ですね。

比較項目自動調理器(ホットクック等)普通の鍋・フライパン
調理中の拘束ほぼゼロ。外出も可能火のそばを離れられない
設置コスト専用スペースが必要コンロ上で完結。収納も容易
メンテナンスパーツが多く複雑(4〜8点)本体と蓋のみ(1〜2点)
初期費用40,000円〜70,000円程度3,000円〜10,000円程度

このように、メリットだけを見て飛びつくのではなく、自分のライフスタイルにおいて「どちらの不便さがより許容できるか」を冷静に判断することが後悔を防ぐ第一歩です。

わたし自身、最初はメリットばかりに目が向いていましたが、実際に使い始めて「あ、これは意外と覚悟がいるな」と感じたのが本音です。

自動調理鍋と電気圧力鍋の違いを正しく理解

さて、次に大切なのが「自動調理器」と一言で言っても、実は大きく分けて2つのタイプがあるということです。

ここを混同して買ってしまうと、「思っていたような料理ができない!」という悲劇につながります。

具体的には、「自動調理鍋(かき混ぜ機能付き・非圧力)」「電気圧力鍋(圧力調理・非かき混ぜ)」の2種類です。

1. 自動調理鍋(例:シャープ ホットクック)

こちらは「かき混ぜ」が得意なタイプです。

鍋の中に「まぜ技ユニット」と呼ばれるアームが付いていて、調理中に最適なタイミングで具材を混ぜてくれます。

煮物を作るときに味が均一に染み込んだり、カレーが焦げ付かなかったりするのはこの機能のおかげですね。

また、無水調理ができるモデルが多く、食材の旨味をギュッと閉じ込めるのが得意です。

ただし、圧力はかけないので、調理時間そのものは普通の鍋で作るのとそれほど変わりません。

あくまで「手間を減らす」ための道具です。

2. 電気圧力鍋(例:パナソニックオートクッカー)

こちらは「時短」を重視するタイプです。

密閉して圧力をかけることで、鍋内部の温度を100度以上に上げ、短時間で食材の芯まで火を通します。

例えば、普通の鍋なら3時間かかる牛すじ煮込みも、加圧時間だけでいえば15分〜20分程度で終わります。

塊肉をホロホロにしたい、とにかく火を通す時間を短くしたいという方にはこちらが向いています。

ただし、基本的には「混ぜる」機能がないものが多く、調理後に自分で蓋を開けて混ぜたり、煮詰めたりする作業が発生することがあります。

どちらを選ぶべき?

自動調理鍋が向いている人

煮物や無水調理が好き。焦げ付きを気にせず外出したい。副菜も自動化したい

電気圧力鍋が向いている人

塊肉や玄米など、時間のかかる料理を早く作りたい。時短を最優先したい

この自動調理鍋と電気圧力鍋の違いを理解していないと、せっかく高い買い物をしても満足度が下がってしまいます。

「圧力鍋だと思って買ったのに、全然時短にならない(例:ホットクック)」とか、「自動で混ぜてくれると思ったのに、自分で混ぜなきゃいけない(例:アイリスやタイガーなど)」といった不満は、この知識不足から生まれるものなんです。

わたしも最初は「全部一緒でしょ?」と思っていましたが、メカニズムが全く違うので、仕上がりの味や食感も変わってきます。

さらに、最近では「圧力をかけながらかき混ぜる」という両方の機能を備えたパナソニックのオートクッカーなども登場しています。

当然ですが、お値段も張りますし、構造が複雑になる分、洗うパーツも増えてしまいます。

まずは、自分が「混ぜてほしいのか」それとも「早く火を通してほしいのか」という優先順位をはっきりさせることが、失敗しない選び方の基本かなと思います。

人気モデルのランキング上位でも欠点は存在する

Amazonや楽天の売れ筋ランキングを見ると、いつも同じような人気モデルが上位を独占していますよね。

「みんなが良いと言っているなら間違いない!」と思いがちですが、実はランキング上位の製品であっても、共通して抱えている構造上の欠点があります。

それは、「炒め物」が壊滅的に苦手であるという点です。

これは、自動調理器が持つ「密閉性」という強みが、逆に仇となってしまうパターンなんです。

通常の炒め物は、中華鍋やフライパンの上で、高温の熱と空気を触れさせながら、食材から出る水分を瞬時に飛ばして作ります。これにより、野菜はシャキッと、お肉は香ばしく仕上がるわけです。

しかし、自動調理器は構造上、内部の蒸気を逃がしにくい密閉構造になっています。蓋をして調理するため、野菜から出た水分が逃げ場を失い、鍋の中に溜まってしまいます。

その結果、どうなるか……。

野菜炒めを作ったはずが、仕上がりは「野菜の蒸し煮(あるいは水っぽい煮物)」のようになってしまうんです。

「ランキング1位の最新モデルで回鍋肉を作ったのに、キャベツがべちゃべちゃで美味しくなかった」という口コミをよく見かけますが、これは製品が壊れているわけではなく、調理メカニズムの限界なんです。

メイラード反応と呼ばれる「香ばしさ」を引き出すための高温調理も、水分が多すぎる環境では起こりにくいため、どうしても「パンチの足りない味」になりがちです。

炒め物のクオリティに関する注意

自動調理器で作る炒め物は、フライパンで作る「シャキシャキ感」とは別物です。基本的には「煮込み料理」や「蒸し料理」が得意な家電だと割り切る必要があります。

また、ランキング上位の多機能モデルほど、メニュー数が「200種類以上!」とアピールされていますが、実際に使いこなせる人はごく一部です。

結局、自分の口に合う「定番の5〜10メニュー」しか作らなくなる……というのも自動調理器あるあるですね。

多機能であればあるほど、操作パネルが複雑になったり、メンテナンスが大変になったりするデメリットもあるので、人気ランキングの数字だけを見て「これが最強だ!」と思い込まないようにしましょう。

自分のキッチンで、具体的にどの料理を作りたいのかをリアルに想像してみるのが、何よりも重要かもですね。

付属レシピ通りに作っても美味しくない理由

「最新の調理家電なんだから、公式レシピ通りに作れば最高の味になるはず!」と期待して一口食べたとき、意外と「あれ、思っていたのと違う……」と感じてしまうことがあります。

これには明確な理由がいくつかあるんです。

まず一つ目は、「味付けの好みの個人差」です。

メーカーの公式レシピは、万人に受けるように最大公約数的な味付けになっていますが、実は特定の地域や家庭の味に比べると、砂糖や醤油のバランスが極端に濃かったり、逆に薄すぎたりすることがあります。

特にかき混ぜ機能付きのモデルでは、水分が飛ばない構造のため、味が凝縮されずにボヤけてしまうことがあるんですね。

そして二つ目が、科学的な視点から見た「肉の食感の変化」です。

特に電気圧力鍋でよく起こるのが、角煮やチャーシューなどを作った際の「パサつき」です。

これは、高温高圧で加熱することで、肉の結合組織(コラーゲン)は分解されて柔らかくなる一方で、筋繊維(アクトミオシン)が急激に収縮し、内部の肉汁を外に絞り出してしまうからなんです。

その結果、お箸で切れるほど柔らかいのに、噛むとパサパサしてジューシーさがない……という仕上がりになってしまいます。

美味しく仕上げるための裏技

肉料理は「調理完了」直後に食べず、煮汁の中で30分〜1時間ほどゆっくり冷ますのが正解。温度が下がる過程で、外に逃げた肉汁と味が繊維の間に戻り、しっとり仕上がります。

味付けは、最初はレシピの8割程度の調味料で作り、最後に自分で調整するのが失敗しないコツです。

さらに、自動調理器は「煮詰める」という工程が苦手です。

ガス火なら蓋を開けて強火で水分を飛ばせますが、自動調理器でそれをやろうとすると、専用の「煮詰めモード」を別途起動させる手間が発生します。

付属のレシピはあくまで「火を通すまでのガイドライン」だと割り切り、最後は自分の舌で微調整する余裕を持つことが、美味しく使いこなすための第一歩かなと思います。

わたしも最初はレシピを過信していましたが、今では自分流の配合を見つけるのが楽しみの一つになっています。

蓋を開けた時の高さや設置スペースで後悔する可能性

自動調理器の購入検討時に、カタログの「幅」や「奥行き」だけを見て、「あ、うちのキッチンにも置けそう!」と判断するのは非常に危険です。

実は、最もクリティカルで、かつ多くの人が見落としがちなのが「蓋を開けた時の最大高さ」なんです。

一般的な炊飯器の場合、蓋を開けてもそれほど高さは変わりませんが、自動調理器は構造上、蓋に厚みがあったり、大きく跳ね上がったりするモデルが非常に多いです。

例えば、一部の人気モデルでは、本体の高さは25cm程度なのに、蓋を全開にすると42.7cmもの高さに達することがあります。

これをキッチンのスライド棚や、吊り戸棚の下に設置してしまうとどうなるでしょうか。

調理が終わって「さあ盛り付けよう!」と蓋を開けた瞬間、上の棚板にガツンとぶつかってしまい、蓋が半分しか開かない……という悲劇が起こります。

これでは中身を取り出すのも一苦労ですし、毎回重い本体を手前に引き出さなければならず、せっかくの「自動化」による快適さが半減してしまいます。

設置前にここを確認!

本体サイズだけでなく、「蓋を全開にした時の高さ」を必ずメーカーサイトで確認しましょう。

蒸気口の位置も重要です。吊り戸棚のすぐ下で大量の蒸気を出すと、棚板が湿気で傷んだり、カビの原因になったりすることがあります。

また、設置場所には「左右の余裕」も必要です。

排熱や蒸気の逃げ道を確保するために、壁から数センチ離して設置することが推奨されているモデルがほとんど。

さらに、自動調理器は消費電力が800W〜1200Wと高いため、延長コードを使わず壁のコンセントに直接挿すのが基本です。

キッチンのコンセントは電子レンジや炊飯器で既に埋まっていることが多いので、この「コンセント争奪戦」も考慮に入れなければなりません。

設置スペースのミスは、毎日の自炊のやる気を削ぐ最大の要因になりかねません。

圧力調理の昇圧と減圧で待ち時間が長くなる現実

「電気圧力鍋なら、時短でパッと料理ができるはず!」というイメージは、実は半分正解で半分間違いです。

カタログに大きく書かれている「加圧時間:1分」や「5分で完成!」といった魅力的な言葉の裏には、ユーザーが意識しにくい「隠れた待機時間」が存在します。

具体的には、「昇圧(予熱)時間」と「減圧時間」の2つです。

調理の流れを詳しく見てみると、まずスイッチを入れてから鍋の中の温度を上げ、圧力を規定値まで高める「昇圧」に10分〜20分ほどかかります。

その後にようやく、レシピに記載されている「加圧調理(例:5分)」が始まります。

そして調理が終わっても、すぐに蓋を開けることはできません。

内部の圧力が安全なレベルまで下がる「減圧」に、さらに15分〜40分(量が多いほど長くなります)かかるのです。

結果として、「加圧5分」の料理を食べるまでに、トータルで1時間近く待たされることが珍しくありません。

工程目安時間内容
昇圧(予熱)10分〜20分中身を加熱し、圧力を高める待機時間
加圧調理1分〜10分レシピに記載されている「調理時間」
減圧(放置)15分〜40分ピンが下がるまで蓋を開けられない待機時間
合計時間約30分〜70分実際に食べられるまでのリアルな時間

このように、電気圧力鍋が得意とするのは「火が通るスピードを速めること」であって、「食事を早く提供すること」とは必ずしも一致しません。

お腹を空かせた子供が待っているときに、「あと5分で加圧が終わるから大丈夫!」と思っていると、そこからさらに30分の減圧待ちが発生してパニックになる……

というのは、わたしも経験した「電気圧力鍋あるある」です。

帰宅後すぐに食べたいなら、予約機能を活用するか、最初から圧力をかけないスピードメニューを選ぶといった使い分けが必要になりますね。

メンテナンスの負担が日々のストレスに

自動調理器は、一度使えばその便利さに感動しますが、同時に「後片付けの多さ」に驚くことになります。

普通の鍋であれば、洗うのは「鍋本体」と「蓋」の2点だけですよね。

しかし、精密な制御を行う自動調理器は、安全のために多くのパーツが組み合わさっています。

一回の調理ごとに、内鍋、内蓋、蒸気口キャップ、パッキン、つゆ受け……と、平均して5点以上のパーツを洗う必要があります。

特に厄介なのが、「パッキンへの臭い移り」です。

シリコン製のパッキンは香辛料の香りを吸着しやすく、一度カレーやニンニクたっぷりの角煮を作ると、洗剤で洗ったくらいでは臭いが取れません。

そのまま次に炊飯をしたり、カスタードクリームなどのスイーツを作ったりすると、ほんのりカレーの香りがする料理が出来上がってしまうことが発生します。

これを防ぐには、重曹で煮沸したりレモンで蒸したりといった「メンテナンスのためのメンテナンス」が必要になり、これが地味にストレスになります。

お手入れの落とし穴

「食洗機対応」と書かれていても、内鍋が大きすぎて食洗機に入らなかったり、フッ素加工を傷めるからと手洗いを推奨されたりすることがあります。

細かなパーツを洗っている最中に、小さなパッキンを紛失してしまうと、その日はもう調理ができなくなってしまいます。

また、かき混ぜユニットなどの複雑な形状をしたパーツは、食材が細かい隙間に挟まりやすく、手洗いではなかなか汚れが落ちないこともあります。

料理の手間を省くために導入したはずなのに、シンクの中で格闘する時間が増えてしまっては本末転倒ですよね。

洗い物が大嫌いな人にとっては、このメンテナンスの手間こそが、自動調理器を「使わなくなる理由」の筆頭に挙げられるかもしれません。

購入前に、各パーツがどれくらい簡単に取り外せるか、自分の家のシンクで洗いやすい大きさかをイメージしておくことが本当に大切かなと思います。

失敗を防ぐための自動調理器のデメリット対策

ここまでは厳しい現実をお伝えしてきましたが、こうした弱点を知った上で対策を講じれば、自動調理器は間違いなくあなたの生活を豊かにしてくれます。

次は、デメリットを賢く回避して「買ってよかった」と言えるようになるためのコツを、わたし自身の経験を交えて解説していきます。

  • 忙しい共働き世帯に最強と言われる本当の理由
  • 一人暮らしで自炊を効率化する活用ポイント
  • 手軽に買えるアイリスオーヤマ製品の注意点
  • 自分の環境に合うおすすめモデルの選び方
  • 自分には自動調理器はいらないと感じる人の特徴
  • 電気代や故障リスクから考える経済的な合理性
  • まとめとして振り返る自動調理器のデメリット

忙しい共働き世帯に最強と言われる本当の理由

先ほど「トータルの調理時間は長い」とお話ししましたが、それにもかかわらず共働き世帯から絶大な支持を受けているのは、自動調理器が「キッチンに拘束される時間(アクティブタイム)」を極限まで減らしてくれるからです。

ガス火での調理は、どんなに短時間で終わる料理でも、その間は火のそばを離れることができません。

焦げ付かないか、吹きこぼれないか、常に気を配る必要があります。

しかし、自動調理器なら、材料をセットしてボタンを押した瞬間に、あなたの「調理」という仕事は終了です。

その後の1時間は、子供の宿題を見たり、溜まった洗濯物を畳んだり、あるいはソファーでゆっくりお茶を飲んだりできる。

つまり、自動調理器は単なる調理器具ではなく、「自由時間を生み出すタイムマシン」なんです。

この価値を理解している人にとって、多少の待ち時間や洗い物の多さは、得られる自由時間に比べれば小さな問題になります。

さらに、予約機能が最強の武器になります。

朝、出勤前にカレーの材料をセットしておけば、帰宅した瞬間に家中に美味しそうな香りが漂い、できたての夕食が待っています。

この「家に帰ったらご飯ができている」という心理的な安心感は、忙しいビジネスパーソンにとって何物にも代えがたいものです。

男女共同参画白書 令和4年版』によれば、依然として家事負担の偏りが課題となる中で、こうした省力化家電の導入は生活の質を向上させる有効な手段とされています。(出典:内閣府

一人暮らしで自炊を効率化する活用ポイント

「一人暮らしに自動調理器なんて贅沢すぎるかな?」と悩んでいる方も多いと思いますが、実は単身世帯こそ、この家電の恩恵を最大限に受けられる環境にあるとわたしは確信しています。

一人暮らしの自炊で最大の壁となるのは、「自分のためだけに手間をかけるのが面倒」という心理的なハードルと、「コンロが一口しかない」といった物理的な制約ですよね。

自動調理器を導入すれば、メインのおかずを「ほったらかし」で作っている間に、貴重な一口コンロで汁物を作ったり、副菜をサッと炒めたりといったマルチタスクが可能になります。

これだけで、自炊のバリエーションが劇的に広がるんです。

特におすすめしたいのが、週末の「作り置き」への活用です。

一人暮らしだと、一度に2.4Lなどの大きめサイズでカレーや肉じゃが、ミネストローネを仕込んでおけば、平日の夕食に悩む必要がなくなります。

自動調理器は密閉性が高いため、保存性の高い煮込み料理を作るのが本当に得意なんです。

また、自炊を続ける上で意外と重要なのが「失敗しないこと」ですよね。

疲れて帰ってきた後に作った料理が焦げ付いたり味が決まらなかったりすると、一気にモチベーションが下がってしまいます。

自動調理器なら、温度管理を完璧にこなしてくれるので、いつでも安定した「美味しいご飯」が待っています。

ワンルームでの運用テクニック

匂い対策: 調理中の匂いが部屋に充満しやすいため、換気扇の近くに設置するか、換気を徹底しましょう。

多機能モデルの選択: 炊飯機能付きのモデルを選べば、炊飯器を断捨離してキッチンスペースを有効活用できるかも。

もちろん、一人暮らし向けのコンパクトなモデルも多数登場していますが、個人的には「大は小を兼ねる」で、少し余裕のあるサイズを選ぶことを推奨しています。

その方が、友人が遊びに来た時や、まとめて冷凍保存したい時に圧倒的に便利だからです。

限られた時間とリソースをどう使うか。一人暮らしにおける自炊の効率化は、いかに「面倒な工程を機械に外注するか」にかかっています。

手軽に買えるアイリスオーヤマ製品の注意点

最近、家電量販店やネット通販で圧倒的な存在感を放っているのがアイリスオーヤマの自動調理器(電気圧力鍋)です。

他メーカーのハイエンドモデルが5万円以上する中で、1万円台で購入できるその圧倒的なコスパは、初心者にとって非常に魅力的ですよね。

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でも、安いのにはそれなりの理由があり、購入前に理解しておかないと「思っていたのと違う……」という後悔につながりかねません。

特に注意したいのが、「自動かき混ぜ機能の有無」と「レシピの質」です。

アイリスオーヤマの主流モデルは、基本的には「電気圧力鍋」としての機能がメインです。

そのため、シャープのホットクックのように「腕が動いて具材を混ぜる」という機能は備わっていないものがほとんどです。

カレーや煮物を作る際、材料を入れてスイッチを押すまでは同じですが、途中で自分で蓋を開けて混ぜる必要があったり、焦げ付きを防ぐために水分量をシビアに調整しなければならなかったりします。

「完全な全自動」を期待して買うと、このちょっとした手間にストレスを感じるかもしれません。

アイリス製品を選ぶ際のチェックリスト

混ぜる工程: 自分でやる必要があるか、それとも不要なメニューを中心に作るか。

液晶の視認性: 低価格モデルは文字が小さかったり、バックライトがなかったりして、操作が直感的でない場合があります。

蓋の構造: 蓋が完全に外れるタイプが多く、洗うのはラクですが、開けた時に置き場所に困るという側面もあります。

また、付属レシピのバリエーションやスマホ連携機能についても、大手メーカーに比べるとシンプルです。

最新の献立をクラウドからダウンロードするといった高度な使い方はできないため、基本的には本体に内蔵されたメニューや、紙のレシピブックを頼りにすることになります。

ただ、そのシンプルさゆえに「難しい設定はいらない、ボタン一つで圧力をかけたいだけ」という方には、これ以上ないおすすめの選択肢になります。

要は、自分が「どこまでの自動化に、いくら払えるか」というコストパフォーマンスの判断基準を明確にしておくことが、賢い買い物への近道ですね。

自分の環境に合うおすすめモデルの選び方

ここまでの情報を踏まえて、「じゃあ結局どれを買えばいいの?」という疑問にお答えします。

自分にぴったりのモデルを選ぶためには、流行りに流されるのではなく、自分の「料理の悩み」を具体的に言語化することが大切です。

大きく分けて、3つのタイプ別に最適なおすすめを紹介しますね。

まず、「共働きで、とにかくキッチンに立つ時間をゼロにしたい!」という方。

これはもう、シャープのホットクック一択といっても過言ではありません。

かき混ぜ機能による「全自動感」は他を圧倒しており、予約調理のメニュー数も豊富です。

朝セットして夜には本格的な煮物ができているという体験は、一度味わうと戻れません。

次に、「肉料理を時短で美味しく、本格的なご馳走を作りたい」というグルメ志向の方には、パナソニックのオートクッカーが向いています。

高圧での高速調理はさすがのパワーで、大家族向けの容量も充実しています。

そして最後に、「デザイン重視で、キッチンをおしゃれに保ちたい」という方。

最近はRe・De Pot(リデポット)のような、炊飯器代わりにもなるスタイリッシュな電気圧力鍋も人気です。

設置スペースが限られている場合は、横幅だけでなく、これまでに何度もお伝えした「蓋の開閉方向」や「高さ」を必ず実機で確認してください。

また、IoT機能(スマホ連携)は、最初は便利そうに見えますが、実際に使うのは「最初だけ」という人も多いです。

デジタル機能にプラス数万円払う価値があるか、アナログな操作感の方が馴染みやすいか、自分の性格と相談してみるのが一番かなと思います。

タイプ別診断:あなたに合うのはこれ!

時短よりも「手間」を減らしたい人: 自動調理鍋(ホットクックなど)

待ち時間を削って「速さ」を求める人: 電気圧力鍋(クックフォーミー、パナソニックなど)

予算を抑えて「便利さ」を体験したい人: アイリスオーヤマ、シロカなどのエントリーモデル

自分には自動調理器はいらないと感じる人の特徴

これだけ便利な家電ですが、世の中には「買ったけど結局メルカリで売ってしまった」という人も一定数存在します。

実は、自動調理器が全く肌に合わないタイプの方というのも、確実にいらっしゃいます。

例えば、「料理をストレス発散の手段にしている人」です。

食材を自分の手で切り、火加減を見ながら味を微調整し、少しずつ出来上がっていく工程そのものに喜びを感じる人にとって、ボタン一つで完成してしまう自動調理器は、味気なさを感じさせるだけの存在になりかねません。

また、「究極のミニマリスト」や「極度の洗い物嫌い」の方も注意が必要です。

自動調理器はとにかく物理的な存在感が大きく、キッチンの風景を一変させます。

「何も置きたくない」という美意識がある方にとっては、その大きさがストレスの源になるでしょう。

さらに、前述した通りパーツの洗浄は避けられない工程です。

食洗機を持っていない場合、このメンテナンス作業だけで自炊のやる気が失せてしまう可能性があります。

それなら、高性能なフライパン一つでサッと作って、パッと洗う方が、よほど効率的で心も穏やかでいられますよね。

さらに言えば、「外食や中食(お惣菜)のレベルが非常に高い地域に住んでいる人」も、いらないと感じるかもしれません。

最近はコンビニ飯や冷凍食品のクオリティも劇的に上がっています。

「自分で作るより買った方が早いし美味しい」という選択肢が容易に取れる環境なら、わざわざ数万円投資して、場所を取る家電を導入するメリットは薄いかもしれません。

自分が「何を求めて」自動調理器に興味を持ったのか。

もしそれが「単なる憧れ」だけなら、一度レンタルサービスなどで1ヶ月試してみるのが、最もリスクの低い判断方法です。

電気代や故障リスクから考える経済的な合理性

さて、現実的なお金の話もしておきましょう。

自動調理器は「省エネ」なイメージがあるかもしれませんが、電気代の面で見ると、必ずしもガス火より安くなるとは限りません。

一般的に、電気圧力鍋で1時間調理した時の電気代は約25円〜30円前後です。

これに対し、都市ガスの弱火で1時間煮込んだ場合は、実は10円〜15円程度で済むこともあります。

もちろん、プロパンガスの地域であれば電気の方が圧倒的に安くなるケースが多いですが、都市ガスユーザーにとっては「光熱費削減」が導入の決め手になることは少ないかなと思います。

さらに考慮すべきは、「製品の寿命と資産価値」です。

アナログな圧力鍋は、構造がシンプルなため、パッキンさえ交換し続ければ10年、15年と使い続けることができます。

対して、自動調理器はセンサーや電子基板、Wi-Fiモジュールを搭載した「精密機器」です。

家電としての寿命は一般的に5年〜7年程度と考えられており、もし修理が必要になった場合、基板交換などで数万円の費用がかかることもあります。

数年で買い替える必要がある消耗品として考えると、初期投資の5万円は決して安くはありません。

コスト項目自動調理器アナログ圧力鍋
電気代・ガス代約25円/時(待機電力あり)約10円/時(都市ガス・弱火)
耐用年数5〜7年程度(電子基板の寿命)10〜20年(構造が単純)
メンテナンス費用高(専用パーツが必要)低(汎用パッキンの交換のみ)

経済的な合理性を最優先するなら、自動調理器は「贅沢品」の側面が強いです。

でも、ここで忘れてはいけないのが、先ほども触れた「時間の価値」です。

1時間の調理代行を25円で買えると考えれば、これは時給換算すれば驚異的な安さですよね。

自分や家族がゆっくり過ごせる時間を買うための「外注費」として捉えられるかどうかが、投資対効果を測る上での真の基準になります。

目先の光熱費だけでなく、自分の人生の時間をどう使いたいかという視点で考えてみるのが、一番誠実な判断かなと思います。

まとめとして振り返る自動調理器のデメリット

ここまで、自動調理器のデメリットなどをお伝えしてきました。

物理的な巨大さ、蓋の高さ問題、隠れた待機時間、パッキンの臭い移り、そして経済的なコスト……。

これらを並べると、「やっぱり買うのをやめようかな」と思った方もいるかもしれません。

でも、わたしの願いは、あなたがデメリットを理由に諦めることではなく、「これくらいの不便さなら許容できる」という納得感を持って、最高の相棒を選んでほしいということです。

自動調理器は、決して万能な魔法の道具ではありません。

むしろ、特定の得意不得意がハッキリした、非常に個性的な家電です。

「炒め物は水っぽくなるけれど、煮物は絶品に仕上がる」
「洗い物は増えるけれど、キッチンに立つ時間は激減する」

このトレードオフを正しく理解し、自分の生活に当てはめてみてください。

もし、今のあなたが「仕事が終わってから料理を作る気力が残っていない」「子供ともっと一緒に過ごしたい」と切実に感じているなら、今回挙げたデメリットの多くは、解決すべき小さなハードルに変わるはずです。

最後に一つだけ。

自動調理器を導入した後に、一番の喜びを感じる瞬間は、実は「料理が美味しい時」ではありません。

それは、「自分が料理をしていない間に、料理が出来上がっていく音を聞きながら、別の好きなことをしている瞬間」です。

この心の余裕こそが、自動調理器が提供する真の価値なのだとわたしは思います。

この記事が、あなたのキッチンライフをより豊かにする一助になれば、編集長としてこれほど嬉しいことはありません。

ぜひ、自分の環境に最適な一台を見つけて、新しい自炊の形を楽しんでくださいね!

※数値データや光熱費の試算はあくまで一般的な目安です。お住まいの地域の契約プランや使用環境によって変動しますので、詳細は電力会社やガス会社の公式サイト、各メーカーの製品仕様をご確認ください。また、設置場所の安全性に関しては必ず取扱説明書に従い、適切な判断をお願いします。

最後に、今回のポイントをまとめておきますね。

  • 自動調理器は調理の手間を減らすが、設置場所の確保と複雑な洗浄が大きなデメリット
  • 食材を入れてボタンを押すだけで完成する一方、パーツごとの細かな手入れは避けられない
  • カタログの寸法だけで判断せず、蓋を全開にした際の高さ寸法を事前に計測すべき
  • 高温の蒸気が噴出するため、周囲の壁や家具を傷めないための開放的なスペースが必要
  • かき混ぜ機能付きモデルは煮物に適しているが、水分が飛ばないため炒め物は苦手とする
  • 圧力調理は肉を柔らかくするが、同時に水分を絞り出すため食感がパサつく場合がある
  • 調理時間には昇圧と減圧の待機時間が含まれておらず、食事まで一時間近くかかる
  • 気密性が高く水分が逃げない構造は、焼き色や香ばしさを求める料理には不向き
  • 内蓋やパッキンなど洗うべき部品が多いため、手洗いの手間が自炊のやる気を削ぐ要因になる
  • ゴムパッキンに食材の匂いが吸着しやすく、別の料理に風味が移る現象が発生する
  • ガス火の弱火調理に比べると電気代が割高になる傾向があり、経済性が高いとは限らない
  • 基板やセンサーを搭載した精密機器ゆえに、アナログな鍋よりも製品寿命が短い
  • 共働き世帯にとっては、火の番をせずに他の家事や育児に専念できる価値が非常に高い
  • 一口コンロの賃貸物件に住む一人暮らしの場合、同時並行で調理できるメリットがある
  • 安価な製品は機能がシンプルであるため、自身のライフスタイルに合うか見極めが肝心
安全に関するお願い

ホットクックなどの調理家電を使用する際は、必ず取扱説明書をよく読み、記載された内容に従って安全にお使いください。指定外の材料や分量での使用は、故障や思わぬ事故の原因となる可能性があります。ご不明な点は、各メーカーのサポートセンターにお問い合わせください。(参照:国民生活センター

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この記事を書いた人

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